「三菱自動車の新卒はかわいそう」という評判を見て、入社を迷っていませんか。
また、三菱自動車への転職を考え始めると、
「三菱自動車へ転職して後悔しないだろうか?」
「年収や働き方は自分に合っている?」
「将来性は大丈夫?」
このような点が気になる方も多いでしょう。
ネットで調べると、
「新卒がかわいそう」
「転職して後悔」
「年収が低い」
といった気になる言葉が実際に見つかります。
ただし、こうした評判だけを見て、
と判断するのはおすすめしません。
私自身、20代・30代・40代で3回転職してきましたが、転職後のミスマッチを減らすうえで重要だと感じるのは、会社全体の評判よりも、
を具体的に確認することです。
三菱自動車でも、開発、設計、実験、生産技術、品質などによって仕事内容は異なります。
公式キャリア採用でも、さまざまな職種を積極的に募集していることが案内されています。
この記事では、新卒向けの研修・配属・待遇と、中途転職で確認したい仕事内容や条件を分けて整理します。
公式情報に加え、私が実際に三菱自動車の設計者と仕事をした経験も紹介しています。
「三菱自動車は良い会社か、悪い会社か」ではなく、自分の経験や就職・転職目的に合う会社なのかを判断する材料として読んでみてください。
新卒への評判を確認したい方はこちら
\今の経験を活かせるメーカー求人を相談/
30秒で簡単登録!
※2026年1月1日~3月31日の対象者平均。
年収アップを保証するものではありません。
三菱自動車への転職で後悔につながりやすい4つのポイント

三菱自動車だから後悔するというわけではありません。
メーカーへの転職では、
が後悔につながることがあります。
特に確認しておきたいのが、年収、仕事内容、働き方、キャリアの4点です。
1.平均年収と自分への提示条件を混同してしまう
三菱自動車工業の2026年3月期有価証券報告書によると、平均年間給与は789万5,000円です。
平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は16.0年。
平均年間給与には賞与と基準外賃金も含まれています。
ただし、
ではありません。
会社平均には、若手からベテラン、管理職までさまざまな社員が含まれています。
中途採用では、自分の経験や専門性、応募する職種、任される役割などによって提示条件が変わります。
そのため、
と会社平均だけから転職後の年収を想像すると、実際の提示条件との間にギャップが生まれる可能性があります。
三菱自動車の最新平均年収や技術職の求人条件については、三菱自動車の年収は?平均年収と技術職・中途入社の給与で詳しく整理しています。
2.仕事内容や配属を「自動車メーカー」という括りだけで考える
機械設計者がメーカーへ転職するときに注意したいのが、
「自動車の設計ができる」
だけでは仕事内容を判断できないことです。
たとえば、
担当する製品は何か。
構想設計・詳細設計のどこまで担当するのか。
CAEや実験・評価まで関わるのか。
サプライヤーや他部署との調整はどの程度あるのか。
こうした部分によって、実際の働き方は大きく変わります。
三菱自動車の公式採用情報でも、開発、設計、実験、生産技術、品質保証など幅広い技術系業務が示されています。
そのため、
からもう一段掘り下げ、
まで具体化して求人を見ることが大切です。
3.働き方を口コミだけで判断する
現在の記事では、
「長時間労働が当たり前」
「休日出勤が多い」
といった表現がありますが、会社全体について一律に断定するのは避けた方がよいでしょう。
実際の業務負荷は、部署、職種、プロジェクト、開発時期によって異なります。
また、三菱自動車は公式のキャリア採用サイトで、リモートワーク手当、独身寮・借上社宅、育児・介護支援などの制度を案内しています。
制度があることと、すべての部署で同じ働き方ができることは別です。
だからこそ転職時には、
ではなく、
まで確認したいところです。
面接では、繁忙期、残業、出社とリモートワークの運用、他部署との調整、担当者一人あたりの業務範囲などを聞いておくと、入社後をイメージしやすくなります。
4.今の条件だけを見て将来のキャリアを確認しない
転職時には、年収や仕事内容だけでなく、
も考えておきたいところです。
設計者として専門性を高めたいのか。
プロジェクトリーダーへ進みたいのか。
電動化や制御など新しい分野へ広げたいのか。
目指す方向によって、同じ求人でも評価は変わります。
三菱自動車の公式キャリア採用では、異業種からの応募も可能としており、職務経歴や経験、専門性を考慮して総合的に判断するとしています。
会社名だけで選ぶのではなく、これまでの経験と次に積みたい経験がつながっているかを確認して応募判断したいところです。
「新卒がかわいそう」という評判はそのまま事実と考えない

三菱自動車について調べていると、
という検索候補を見かけることがあります。
これから就職する人にとっては、
「入社して後悔しない?」
「若手が働きにくい会社なの?」
と不安になる言葉でしょう。
ただし、2026年時点で確認できる公式情報から、「三菱自動車へ新卒入社するとかわいそう」と判断できる根拠はありません。
検索されている言葉そのものと、実際の職場環境は分けて考える必要があります。
新卒向けの研修・メンター制度が用意されている
三菱自動車の新卒採用情報を見ると、入社後の育成制度として、
- 新入社員研修
- 配属先ごとの研修
- 2年次研修
- エンジニア研修
- eラーニング
- 専門教育
- メンター制度
などが用意されています。
新入社員研修では、自動車や会社について学ぶだけでなく、工場での生産実習やディーラーでの販売研修も実施。
本配属後は、新人1人に対して先輩社員1人がメンターとして付き、仕事だけでなく新入社員ならではの悩みについても相談できる仕組みがあるとのこと。
そのため、
という制度設計ではないことが分かります。
もちろん、制度があるからすべての新入社員が働きやすいとは限りません。
実際の働きやすさは、配属部署や上司、担当業務、本人との相性によっても変わるでしょう。
初任給や休日などの条件も確認しておく
2026年実績の事技系総合職の初任給は、
- 大学院卒:月給292,200円
- 大学卒:月給272,200円
となっています。
残業代は別途全額支給で、昇給は年1回、賞与は年2回です。
年間休日は121日。
リモートワーク制度、独身寮・社宅、社員食堂、事業所内託児所などの福利厚生も案内されています。
また、三菱自動車が公開している2025年度のデータでは、年次有給休暇取得率は91.1%です。
初任給だけ見ても、私が社会人デビューした大昔と比べたら「初任給としては十分じゃない?」という印象ですが、ただ…こうした数字だけで、
と断定することはできません。
一方で、「新卒はかわいそう」という検索ワードだけを見て、入社候補から外す必要もないでしょう。
新卒ほど「会社名」より配属・仕事内容を確認したい
新卒の場合、給与や福利厚生以上に確認したいのが、
です。
技術系だけでも、三菱自動車には、
- 開発
- 設計
- 実験
- 研究
- 生産技術
- 生産管理
- 品質保証
など複数の職種があります。
同じ三菱自動車へ入社しても、配属先によって仕事は大きく変わるのが容易に想像できますよね。
機械系であれば、
「どんな製品を担当できるのか」
「設計から評価までどこまで関われるのか」
「将来的にどんな技術を身につけられるのか」
まで確認しておきたいところです。
私が三菱自動車の設計者と仕事をした印象
私自身、自動車業界で仕事をするなかで、三菱自動車の設計者と一緒に仕事をした経験があります。
私が関わった方々については、話しやすく、仕事も進めやすい印象でした。
どちらかと言うと、殺伐とした雰囲気もある自動車業界の開発部門ですが、三菱自動車の雰囲気を一言で言えば「アットホーム」。
同じ現場にいた同僚も似た印象を持っていたため、少なくとも私が接した範囲では「若手が話しかけにくそうな職場」という印象は持っていません。
ただし、これはあくまで私が関わった一部の方々についての経験です。
部署や上司が変われば職場の雰囲気も変わる可能性があります。
そのため、
とも、
とも考えず、実際の仕事内容や職場環境を確認して判断するのがおすすめです。
「かわいそう」という言葉を確認項目に変える
就職先を調べていてネガティブな口コミを見つけたら、そのまま結論にするのではなく面接時の質問へ変えてみましょう。
たとえば、
「若手が育たない」
→ 研修・OJT・メンター制度を確認する
「仕事が大変」
→ 配属予定部署の業務内容や繁忙期を確認する
「給料が低い」
→ 初任給だけでなく昇給・賞与・将来の給与条件を見る
「キャリアが見えない」
→ 配属後にどんな経験を積めるのか確認する
という考え方です。
まで具体化して判断した方が、就職後のミスマッチを減らしやすくなります。
メーカー転職では、会社名や年収だけでなく、担当製品・配属部署・設計体制・担当工程まで確認することが大切です。
三菱自動車への就職は勝ち組?会社名より「自分に合うか」で判断する

という疑問を持つ人もいるでしょう。
結論として、私は会社名だけで「勝ち組・負け組」を決める必要はないと考えています。
三菱自動車は大手完成車メーカーであり、自動車の企画・開発・設計・生産まで幅広い仕事を経験できる可能性があります。
一方で、
「大手企業へ入れば将来は安心」
「完成車メーカーなら必ず高年収」
というわけでもありません。
重要なのは、
です。
平均年収は約789万円だが、自分の年収とは別
三菱自動車工業の2026年3月期の平均年間給与は789万5,000円です。
数字だけを見ると、給与面に魅力を感じる人もいるでしょう。
ただし、これは若手からベテラン、管理職まで含めた会社全体の平均です。
新卒入社した人がすぐに789万円前後になるという意味ではありません。
また、
「トヨタより平均年収が低いから負け組」
「平均年収が高いから勝ち組」
と会社平均を比べるだけでも、就職先としての良し悪しは判断できません。
給与を重視するなら、
まで考えた方がよいでしょう。
三菱自動車の平均年収や給与条件については、別記事の三菱自動車の年収は?平均年収と技術職・中途転職の給与を解説で詳しく整理しています。
大手メーカーで経験を積めることは一つのメリット
機械系エンジニアの視点で見ると、完成車メーカーで実務経験を積めること自体はキャリア上のメリットになり得ます。
ただし、
重要なのは、
- どんな製品を担当したか
- どの工程を経験したか
- CAD・CAEなど何を使ったか
- 試作・評価・量産まで経験したか
- 他部署やサプライヤーとの折衝経験があるか
- どんな成果を出したか
です。
たとえば同じ5年間働いたとしても、
「設計補助を5年間担当した人」
と、
「構想設計からCAE、実験評価、量産対応まで経験した人」
では、次の転職で説明できる経験が違います。
これは私自身、3回転職してきて強く感じている部分です。
大手企業へ入ることより、そこで何を経験するかの方が長期的なキャリアには重要だと考えています。
福利厚生や働き方は比較材料になる
三菱自動車の新卒採用では、年間休日121日、フレックスタイム制、リモートワーク制度、独身寮・社宅、確定拠出年金などが案内されています。
2025年度の年休取得率は91.1%です。
このような制度面を重視する人にとっては、転職・就職候補として確認する価値があるでしょう。
ただし、フレックスやリモートワークの利用状況、残業時間などは職種・部署によって異なる可能性があります。
制度の有無だけではなく、できれば
まで確認したいところです。
将来性は「安心・不安」の二択では考えない
現在の三菱自動車を、
と考えるのも、
と決めつけるのも適切ではありません。
三菱自動車は2026年5月、2030年代を見据えた新しい中長期ビジョンを発表しています。
今後は、
- アセアン向け商品
- オフロード商品
- 電動化技術
- 四輪制御技術
- E/Eアーキテクチャ・ADAS
- AI・DXを活用した開発効率化
などを強化する方針です。
一方で、会社自身も従来の中期経営計画について、販売台数や収益の成長が当初想定を下回ったことを認めています。
つまり、
と見る方が実態に近いでしょう。
就職・転職する側としては、
「三菱自動車の将来性はあるか?」
だけでなく、
まで確認することをおすすめします。
「勝ち組か?」より5つの条件で判断する
私なら、三菱自動車への就職・転職を次の5つで考えます。
1.仕事内容
自分がやりたい製品・工程に関われるか
2.経験
今後のキャリアにつながる技術や経験を積めるか
3.条件
給与・賞与・福利厚生に納得できるか
4.働き方
勤務地、残業、フレックス、リモートワークなどが希望に合うか
5.将来
3年後・5年後にどんなエンジニアになれそうか
この5つが自分の希望と重なるなら、三菱自動車は十分に魅力的な就職・転職候補になり得ます。
反対に、
「大手だから」
「有名だから」
「完成車メーカーだから勝ち組っぽい」
という理由だけで選ぶと、入社後に仕事内容とのギャップを感じる可能性があるでしょう。
という視点で判断する方が、長期的には重要です。
三菱自動車の年収と離職率は最新の公式データで確認する

三菱自動車の年収について
三菱自動車の平均年間給与は、2026年3月期で789万5,000円です。
また、30代なら600~700万円、40代管理職なら800~900万円といった年代・役職別の推定年収がネット上に存在しますが、最新の有価証券報告書では公表されていないため参考程度に思っておくのが得策です。
年収について詳しく知りたい方は、三菱自動車の平均年収と技術職・中途転職の給与で詳しく確認できます。
「離職率が高い」とも言い切れない
三菱自動車が公開している人事関連データでは、自己都合離職率は2020年度2.2%、2021年度3.0%、2022年度2.9%、2023年度2.6%、2024年度2.3%となっています。
したがって、この数字だけでは
「三菱自動車は離職率が高い」
「特に若手社員の離職率が高い」
「中途採用者の定着率が低い」
と断定はできません。
公表されている「2024年度:2.3%」は自己都合離職率の会社全体の数字であり、20代だけ、中途入社者だけを表した数字ではありません。
離職率を見るときも、
「数字が高い・低い」
だけで転職先を決めるのではなく、自分が応募する職種や部署の仕事内容まで確認することが重要です。
また、2026年3月期の有価証券報告書では、報酬・処遇について、役割・責任・成果に応じた公平で納得性の高い制度を基本方針としています。
さらに、昇給テーブルにはレンジマトリクスを採用し、管理職には役職グレード制を導入していることも記載されています。
したがって、数年前の口コミ情報などから、
「今も完全な年功序列」
「成果が評価されない」
と判断するのは避けたいところです。
一方で、過去から制度が変わったからといって、すべての社員が評価に満足するとは限りません。
口コミを見る場合は投稿された時期を確認し、現在の人事制度と同じ時期の情報なのかまで見た方が転職判断に使いやすくなります。
年収アップを考えるなら、今の年収だけでなく、自分の経験が社外でどう評価されるかも確認しておくことが大切です。
三菱自動車の将来性は?2026年に新しい中長期ビジョンを発表
三菱自動車は2026年5月、2030年代を見据えた新しい中長期ビジョンを発表しています。
会社側は、前中期経営計画について、販売台数・収益の成長が当初想定を下回ったことも認めています。
そのうえで今後は、アセアン向け商品とオフロード商品への集中、今後6年間で13車種の投入、AI・DXによる開発期間短縮、コスト競争力の強化などを進める方針です。
2029年度には営業利益1,600億円、営業利益率4.5%、ROE10%を目標としています。
2030年代前半には営業利益2,000~2,500億円、営業利益率5.5%以上、ROE12%以上を目指しています。
もちろん、これは会社が掲げている目標であり、達成が保証されているわけではありません。
転職者の立場として見るなら、
「三菱自動車は将来安泰か?」
だけで判断するよりも、
を見る方が実践的です。
機械設計者なら、担当製品、電動化との関係、CAE・MBD、制御、AI・DXとの接点などを確認し、
まで考えてみてください。
三菱自動車への転職が合いやすい人・慎重に検討したい人
三菱自動車への転職が良いか悪いかは、会社名だけでは決まりません。
- 自動車メーカーで設計・開発経験を積みたい人
- これまでの機械設計・CAE・生産技術などの経験を活かせる求人がある人
- 担当製品や仕事内容に魅力を感じている人
以上のような人なら、具体的に検討する価値はあるでしょう。
一方で、
「大手メーカーなら必ず年収が大幅に上がる」
「会社名さえ有名なら仕事内容は問わない」
という考えで応募する場合は注意が必要です。
平均年収が789万5,000円でも、自分への提示条件は別だからです。
加えて、仕事内容が希望と違えば、年収が上がっても転職後の満足度が高くなるとは限りません。
転職前には、
をセットで確認することをおすすめします。
まとめ|三菱自動車への転職は評判より「自分と求人の相性」で判断する
三菱自動車への転職について調べると、
「後悔した」
「新卒がかわいそう」
「年収が低い」
「将来性が不安」
といった情報も見つかります。
しかし、古い口コミや会社全体のイメージだけで転職する・しないを決める必要はありません。
2026年3月期の平均年間給与は789万5,000円ですが、それは会社全体の平均です。
自己都合離職率も2024年度は2.3%であり、「離職率が高い会社」と単純に結論づけることはできません。
さらに、2026年には2030年代を見据えた新中長期ビジョンも発表されています。
私なら三菱自動車への転職を考えるときは、
までを総合的に確認します。
大切なのは、
ではなく、
まで具体化することです。
給与条件を詳しく確認したい方は、三菱自動車の年収は?平均年収と技術職・中途転職の給与を解説もあわせて確認してみてください。
この記事で紹介した企業が気になる方は、他のメーカー企業とも比較しながら判断するのがおすすめです。
メーカー転職で見るべきポイントや企業別評判をまとめて確認したい方はこちらです。
機械設計者の転職全体の流れを知りたい方はこちらです。
メーカー技術職の求人や相談先を比較したい方はこちらです。

