マツダへの転職を考え始めて年収を調べていると、
といったことが気になるのではないでしょうか。
転職先を考えるうえで、年収は無視できない条件です。
せっかく転職するなら、今より条件を下げたくないという方も多いでしょう。
一方で、企業の平均年収だけを見て転職先を決めるのも少し危険です。
結論からいうと、
私は現役の機械設計エンジニアとして働きながら、20代で1回目、30代で2回目、40代で3回目と、これまで3回の転職を経験してきました。
その中で感じたのは、年齢が上がるほど「会社の平均年収はいくらか」だけでは求人を判断できなくなることです。
20代なら、目先の金額と一緒に「これからどんな設計経験を積めるか」を見たいところ。
30代では、これまで担当してきた製品や設計工程が募集内容とどこまで一致しているかが大切になります。
40代になると、専門性だけでなく、設計判断や問題解決、周囲を動かす役割まで求められているかもしれません。
同じ「機械設計」という仕事でも、求人側が期待している内容はかなり違います。
そこでこの記事では、まずマツダの平均年収を確認したうえで、
という順番で整理していきます。
単に「平均年収は○○万円でした」で終わらず、転職を考えている機械設計者がその数字をどう使えばいいのかまで見ていきましょう。
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※2026年1月1日~3月31日の対象者平均。
年収アップを保証するものではありません。
マツダの平均年収はいくら?
まずは、「マツダ 年収」「マツダ 平均年収」で検索している方が最初に知りたい数字から確認します。
マツダの平均年収・平均年齢・平均勤続年数
マツダが2026年6月に公表した第160期有価証券報告書によると、2026年3月31日時点の提出会社の平均年間給与は711万2,000円です。
あわせて公表されている主な数字は次のとおりです。
- 従業員数:22,857人
- 平均年齢:42.5歳
- 平均勤続年数:17.7年
- 平均年間給与:711万2,000円
平均年間給与には、賞与と基準外賃金も含まれています。
そのため、最新の公式開示を基準にすると、
と考えてよいでしょう。

ただし、転職を検討している方にとっては、ここからが重要です。
この711万円は、マツダで働く機械設計者だけの平均ではありません。
20代だけを集計した数字でもなければ、30代や40代の中途採用者だけを対象にした金額でもないということ。
平均年齢も42.5歳ですから、たとえば20代後半の機械設計者が
と考えるのは適切ではありません。
逆に、
「自分の今の年収より平均額が低いから、マツダは候補から外そう」
と早い段階で決める必要もないでしょう。
平均年収は、あくまで会社全体の給与水準を見るためのひとつの目安として使うのがちょうどいいと感じます。
マツダの平均年収はどう推移している?
直近の平均年間給与も見ておきましょう。
- 2024年3月期:689万4,000円
- 2025年3月期:714万5,000円
- 2026年3月期:711万2,000円
2024年3月期から2025年3月期にかけて上昇し、2026年3月期は前年と近い水準になっています。

ただ、ここで「少し下がったから今後も年収が下がる」と考えるのは早いでしょう。
有価証券報告書の平均年間給与は、その時点の従業員構成や賞与なども含んだ会社全体の数字です。
短期的な増減だけから、自分の転職後の待遇まで読み取ることはできません。
転職という目的で見るなら、私は年収推移を確認したあと、現在募集されている求人の給与条件へ移るほうが実用的だと考えています。
この順番で見たほうが、転職先としての判断につながりやすいからです。
マツダの年収は低い?平均額だけでは判断しにくい
「マツダ 年収」と調べていると、「低い」という言葉が気になる方もいるでしょう。
平均年収が高い自動車メーカーの情報を先に見ていると、
と感じることもあるかもしれません。
ただ、マツダは年収が低い会社だ、と平均額だけで断定するのは難しいです。
同業メーカーとの年収差を見るときの注意点
自動車メーカー同士で平均年収を比較すること自体は、企業研究のひとつとして役立ちます。
ただし、数字を比べるなら条件をそろえたいところです。
少なくとも、
- 同じ年度の数字か
- 有価証券報告書など同種の資料か
- 単体なのか連結なのか
- 平均年齢にどのくらい差があるか
といった点は確認しておきたいもの。
たとえば、平均年齢40歳前後の会社と45歳前後の会社では、平均年収だけを横に並べても条件が同じとはいえません。
さらに、会社全体の平均には職種の違いも含まれています。
転職先を選ぶ機械設計者としては、
だけでなく、
まで見たほうが判断しやすいでしょう。
私も企業研究では平均年収を見ます。
ただ、その数字だけで応募先から外すことはしません。
仕事内容、勤務地、今後積める経験、自分の経験との相性まで見てから判断します。
平均年収と自分が転職した場合の年収は別物

この記事で一番伝えたいのが、ここです。
だということです。
マツダの平均年間給与は約711万円ですが、現在公開されている中途求人を見ると、機械設計に関連する求人でも想定年収には幅があります。
たとえば、車体・車両部品の構造設計では450万円~710万円、駆動系システムの設計開発では510万円~820万円といった設定です。
この時点で、
ことが分かります。
中途求人では、職種や担当領域が違います。
さらに、同じ職種へ応募する人でも、
- これまでの経験
- 専門性
- 担当してきた工程
- 求められる役割との一致度
はそれぞれ違うはずです。
私自身も転職するとき、企業の平均年収は確認してきました。
ただ、本当に時間をかけて見ていたのは求人票の中身です。
「何を設計するのか」
「自分のどの経験が使えるのか」
「その仕事内容に対して、どのくらいの年収レンジが用意されているのか」
この3つをセットにすると、平均年収だけを見ていたときより求人の解像度が上がります。
メーカー転職では、会社名や年収だけでなく、担当製品・配属部署・設計体制・担当工程まで確認することが大切です。
マツダへ転職する機械設計者は中途求人の年収を見る
ここからは、転職を考えている機械設計者としてもう少し具体的に見ていきましょう。
記事作成時点のマツダのキャリア採用では、パワートレイン開発、車両開発、電動化開発、生産技術など、多くの技術系職種が掲載されています。
今回は、その中でも機械設計の経験と比較しやすい求人を取り上げます。
なお、求人は募集終了や条件変更の可能性があります。
ここで紹介する内容は記事作成時点の情報なので、実際に応募する際は必ず最新のキャリア採用ページを確認してください。
マツダの機械設計者に関連する中途求人例
駆動系システムの設計開発業務
駆動系システムの設計開発では、動力伝達システムや筐体部品、搭載システム、新規技術の開発などを担当します。
必須要件として挙げられているのは、機械系設計領域で3年以上の開発経験、CAD・CAEの知識など。
想定年収は510万円~820万円です。
機械設計者の目線で見ると、「CADが使えるか」だけではなく、駆動系の性能・品質まで含めた開発経験とどのくらい接点があるかを確認したい求人です。
車体・車両部品の機能・構造設計開発
こちらは、ドア、ボンネット、リフトゲート、ガラス、ワイパー、ミラー、サンルーフなどの機能設計・構造設計・レイアウト検討に関わる求人です。
必須要件は、2Dまたは3D CADを使った設計経験、もしくは筐体設計・構造設計・機構設計・金型設計などの経験。
自動車業界に限らず、家電、精密機械などの経験者も対象とされています。
想定年収は450万円~710万円。
仕事内容を見ると、構造検討やCAD・CAEだけで終わらず、実機確認、量産化、市場投入後の品質改善まで含まれています。
自動車設計が未経験でも、これまで構造設計や機構設計をしてきた人なら、経験の重なる部分を探しやすい求人でしょう。
バッテリパックハード設計・開発
電動化領域では、バッテリパックの構造やレイアウトを決め、詳細設計まで行う求人があります。
仕事内容は、バッテリパックの構造設計、車両搭載設計、3D CADを使ったレイアウト設計など。
構造体の設計・開発経験や、2D・3D図面、解析による構造の構想立案などが応募条件として挙げられています。
想定年収は510万円~820万円です。
この求人で特に目につくのが、設計だけでなく、企画部門や車体・車両開発部門、サプライヤーなどとの連携もある点。
純粋なCAD作業だけではなく、周囲と調整しながらシステムとして成立させる経験も生かしやすそうです。
電気駆動ユニットの機械・構造設計
電気駆動ユニットの求人では、モータ・インバータ・トランスアクスル関連の機械・構造設計を担当します。
具体的には、ユニット筐体、車載レイアウト、構成部品、減速機のギヤトレインなどの設計です。
必須要件では、電気駆動ユニット、トランスミッション、減速機などに関する筐体設計や車載レイアウト設計等の経験が求められています。
2D・3D CAD、CAE経験は歓迎要件です。
こちらも想定年収は510万円~820万円となっています。

4つの求人を見ただけでも、
ことが分かります。
だからこそ、会社平均の711万円だけを見るより、まず自分が実際に応募できそうな求人のレンジを見るほうが現実的です。
求人の想定年収は下限だけでなく上限も見る
求人票に、
と書かれていると、820万円のほうに目が行きやすいですよね。
私も転職活動をしてきたので、この感覚はよく分かります。
ただし、820万円という数字が書いてあるからといって、
「応募条件を満たせば820万円で入社できる」
という意味ではありません。
ここで見るべきなのは、年収の上限だけではなく、
です。
逆に、下限だけを見るのも避けたいところ。
たとえば現在の年収が600万円の人が「510万円~820万円」という求人を見て、
「下限が510万円だから年収ダウンになる」
と即座に候補から外してしまうのも早いでしょう。
年収レンジには幅があります。
自分の経験をどう評価されるかは、公開されている平均年収や求人票の上下限だけでは決まりません。
だからこそ、
の3つを一緒に見る必要があります。
自分の設計経験と募集条件を照らし合わせる
機械設計者の転職では、「経験年数」だけでは分からないことがたくさんあります。
同じ「機械設計経験10年」でも、中身は人によって大きく違うからです。
たとえば、
- 担当してきた製品
- 構想設計
- 基本設計
- 詳細設計
- 2D CAD
- 3D CAD
- CAE
- 試作
- 評価
- 量産立ち上げ
- 市場不具合・品質問題への対応
- コストダウン
- サプライヤーとの調整
- 生産技術や製造部門との調整
- プロジェクト推進
- リーダー経験
など。
こうして分解すると、同じ経験年数でもかなり差が出てきます。
現在掲載されているマツダの求人でも、CAD・CAEだけでなく、量産化、品質改善、実機検証、他部門やサプライヤーとの連携など、求人ごとに求められる経験の幅があります。
私なら求人を見るとき、
「CADが使えるから応募できそう」
だけでは終わらせません。
まで分解します。
そのうえで求人票と照らしていく。
少し手間はかかりますが、この作業をすると自分と求人の距離が見えやすくなります。
20代・30代・40代でマツダの年収を見るポイントは変わる
「マツダ 年収 30代」「マツダ 年収 40代」と検索する方もいるでしょう。
ただ、最新の有価証券報告書で公表されているのは、提出会社全体の平均年齢・平均勤続年数・平均年間給与です。
といった公式の年代別平均年収が公表されているわけではありません。
そこで、根拠のない年代別年収を作るのではなく、
という視点で考えてみます。
私は20代、30代、40代でそれぞれ転職を経験しましたが、実際に重視するポイントは少しずつ変わりました。

20代|年収だけでなく積める設計経験を見る
20代でマツダへの転職を考えるなら、目先の年収と一緒に、
を考えてみてください。
私が20代で1回目の転職をしたときも、年収はもちろん気になりました。
ただ、今振り返ると、それ以上に大きかったのが転職後に積めた経験です。
機械設計者の場合、
「詳細設計だけを担当する」
のと、
「構想から詳細設計、試作、評価、量産まで見る」
のとでは、数年後に説明できる経験が変わります。
現在のマツダの車体・車両部品設計求人では、構造検討、机上検証、実機確認、量産化、市場投入後の品質改善まで、一連の工程に関わる仕事内容も掲載されています。
もちろん、実際の配属後に求人票に書かれた業務をすべて経験できるとは限りません。
それでも20代なら、
- 何を設計できるのか
- どの工程まで経験できそうか
- 試作・評価まで関われるか
- 量産設計の経験が積めるか
- 数年後に次のキャリアへつながる専門性が残るか
といった視点を持っておくとよいでしょう。
年収が少し高い求人と、将来につながる経験を積みやすい求人。
どちらを選ぶかは人それぞれです。
ただ、20代はこれからのキャリアが長い分、「今の年収」だけでなく「これから作る市場価値」も判断材料に入れる価値があると感じています。
30代|これまでの設計経験と求人の一致を見る
30代になると、求人を見る視点が少し変わってきます。
私が30代で2回目の転職をしたときは、
「機械設計を何年やってきたか」
より、
を意識するようになりました。
たとえば10年間の設計経験があったとしても、
ずっと同じ製品の詳細設計を担当してきた人と、構想から量産まで幅広く経験した人では、求人との相性が違います。
そこで一度、
- どんな製品を担当したか
- どのCADを使ってきたか
- 構想・基本・詳細のどこまで経験したか
- CAEや解析経験はあるか
- 試作・評価を経験したか
- 量産立ち上げに関わったか
- 品質問題へ対応したか
- 他部署や取引先との調整経験があるか
といった項目に分けてみるとよいでしょう。
現在のマツダ求人でも、職種ごとに求められる設計経験や担当領域は異なります。
30代では、会社の平均年収と自分の年収を比べるより、
こちらのほうが、転職後の条件を考えるうえでも現実に近づきます。
「自分は何年働いたか」ではなく、
を整理しておきたい年代です。
40代|提示年収と求められる役割をセットで見る
40代では、さらにひとつ加えたい視点があります。
それが、
です。
私が40代で3回目の転職をしたときも、求人票の年収上限だけを見るのではなく、仕事内容と役割をかなり意識しました。
- 専門的な設計ができればよいのか。
- 自分で設計判断を下すところまで必要なのか。
- 問題が起きたときに、原因を整理して関係部署を巻き込みながら解決する役割なのか。
- プロジェクトをまとめることや、後輩を指導することまで含まれているのか。
このあたりです。
40代の場合、
「年収上限820万円なら魅力的」
で止まるのではなく、
を読み取ることが大切です。
高い年収条件には、それに見合った専門性や役割が設定されていることもあります。
だからこそ、自分の経験と期待される役割が合っているかを先に確認しておきたいところです。
20代、30代、40代で整理すると、私は次のように考えています。
年齢だけで転職の可否が決まるわけではありません。
ただ、求人票を見る軸を少し変えるだけでも、年収の数字に振り回されにくくなります。
マツダへ応募する前に確認したい5つのポイント
平均年収と中途求人を確認したら、応募するかどうかをもう一段具体的に考えてみましょう。
私なら、少なくとも次の5つは確認します。

1.想定年収の下限・上限
最初に見るのは、やはり年収レンジです。
ただ、上下の数字を確認して終わりにはしません。
という数字の隣に、どのような仕事内容と経験条件が書かれているのか。
ここまでセットで確認します。
年収上限が高い求人でも、自分の経験と大きく離れていれば、その数字をそのまま期待するのは難しいでしょう。
反対に、求人との経験一致度が高ければ、検討する価値は出てきます。
これが最初のポイントです。
2.職種名と担当する製品・領域
次に見るのが、実際に何を設計するのかです。
現在のマツダの求人だけでも、
- 車体・外装部品
- 駆動系システム
- バッテリパック
- 電気駆動ユニット
など、機械設計と関わる対象はさまざまです。
「マツダの機械設計」という大きなくくりで考えると、自分との相性が見えません。
今までの経験をそのまま生かしたいのか。
それとも、これまでの構造設計経験を使って電動化領域へ広げたいのか。
転職目的によって選ぶ求人は変わります。
会社名より、まず担当製品を見る。
機械設計者なら特に意識したいところです。
3.どの設計工程を担当するのか
同じ機械設計でも、担当工程によって得られる経験は違います。
構想から入る仕事もあれば、詳細設計を中心に担当する仕事もあります。
その後に、
- CAE
- 試作
- 実機評価
- 量産化
- 品質改善
まで関わるのか。
ここも見ておきましょう。
私なら職種名だけではなく、
をかなり細かく確認します。
特に今後のキャリアアップも考えているなら、担当工程は年収と同じくらい重要な判断材料です。
4.必須経験と歓迎経験
求人票には、必須要件と歓迎要件が書かれています。
ここも丁寧に分けて見ます。
歓迎条件をすべて満たしていないからといって、必ず応募できないという意味ではありません。
一方で、必須条件と自分の経験が大きく離れているなら、なぜ応募したいのかを一度考え直したほうがよいでしょう。
大切なのは、単語だけを合わせることではありません。
たとえば「3D CAD経験あり」という共通点があっても、製品や工程が違えば仕事の中身は変わります。
反対に、業界が違っても構造設計、量産設計、品質対応などの経験が生かせる求人もあります。
求人票は「同じ単語があるか」ではなく、
を見るのがおすすめです。
5.勤務地・働き方などの条件
最後に、年収以外の条件も確認します。
転職で年収が上がっても、
となれば、満足度が上がるとは限りません。
特に県外から転職する場合は、仕事内容と年収だけでなく、転居を含めた生活面も考える必要があります。
年収は数字なので比較しやすい反面、ほかの条件を見落としやすいもの。
求人票全体を見て判断したいところです。
マツダが転職候補になりやすい機械設計者
ここまで公式求人を見てきた内容から考えると、マツダは現在の募集職種と自分の経験が重なる機械設計者にとって、比較候補に入れやすい企業です。
たとえば、
構造設計・機構設計の経験がある人。
自動車業界以外でも、CADを使った設計、筐体設計、構造設計、機構設計などの経験が生かせる求人があります。
CAD・CAEを使いながら設計してきた人。
設計だけでなく解析まで経験しているなら、募集内容との接点を探しやすくなります。
試作・評価・量産まで経験している人。
単に図面を描くだけではなく、製品として成立させるところまで関わった経験がある人は、自分の強みを説明しやすいでしょう。
電動化領域へ経験を広げたい人。
バッテリパックや電気駆動ユニットなど、電動化に関わる機械・構造設計求人もあります。
他部署やサプライヤーと調整してきた人。
機械設計は、自分ひとりで完結する仕事ではありません。
設計だけでなく、周囲と調整しながら進めてきた経験も求人との接点になります。
こうした経験を持っているなら、マツダの求人を一度具体的に見て、自分と重なる部分を探してみる価値はあるでしょう。
一方で、
という段階なら、まだ少し判断材料が足りません。
会社名や平均年収ではなく、
まで具体化してから応募を考えたほうが、入社後のギャップも減らしやすくなります。
マツダの年収が気になるなら自分の市場価値とも比較する
マツダの平均年収は約711万円です。
ただ、ここまで読んでいただくと分かるように、
という話ではありません。
転職を考える機械設計者にとって、本当に知りたいのは平均額そのものではなく、
ではないでしょうか。
その答えを知るには、自分の経験を求人へ当てはめていく必要があります。
たとえば現在の年収が600万円で、マツダの「510万円~820万円」という求人が気になったとします。
求人票だけを見ると、
と迷うでしょう。
これは自然なことです。
公開求人から分かるのは、あくまで募集条件と給与レンジまで。
自分に具体的にどの条件が提示されるかは、平均年収だけでは分かりません。
そこで私なら、マツダ1社だけではなく、似た仕事内容の他社求人も見ます。
たとえば、
- 同じような構造設計求人はいくらか
- 自分の担当製品に近い求人はいくらか
- 構想から量産まで経験している人を求める求人はいくらか
- リーダー経験まで求めると年収レンジはどう変わるか
といった見方です。
すると、
が少しずつ見えてきます。
私は「市場価値」という言葉を、必要以上に難しく考えなくてもよいと思っています。
まずは、
を見る。
これだけでも十分な比較材料になります。

その結果、
といった自分なりの判断ができるようになります。
平均年収を見る目的も、本来はこちらにあるのではないでしょうか。
自分だけで判断しにくい場合は求人情報を複数集める
求人情報を集める方法はひとつではありません。
マツダのキャリア採用ページを自分で確認してもいいですし、転職サイトで同じような設計求人を探す方法もあります。
そのうえで、
「自分の経験だと、どの求人が合っているのか判断しにくい」
「今の年収から、どの程度の条件を狙えるのか分からない」
という場合は、転職エージェントなどから求人情報を集める方法もあります。
ここで大切なのは、
「マツダへ転職するなら転職エージェントを使うべき」
と考えないことです。
企業の採用ページから直接応募する方法もありますし、自分で十分に比較できるなら、それでも問題ありません。
転職エージェントは、
自分だけでは集めにくい求人や比較材料を増やす手段のひとつ
くらいに考えるのが自然です。
また、
「転職エージェントを使えば必ず年収が上がる」
というものでもありません。
最終的には、自分の経験と求人条件の組み合わせ次第です。
年収以外も含めてマツダへの転職を判断したい場合
この記事では「マツダ 年収」というキーワードに合わせて、平均年収と中途求人を中心に見てきました。
ただ、実際に転職先を決めるときは年収だけでは足りません。
- 仕事内容
- 勤務地
- 今後積める経験
- 自分が転職によって何を変えたいのか
このあたりまで含めて考える必要があります。
特に、
まで確認したい場合は、今回の記事とは少し論点が変わります。
その点については、「マツダに転職して後悔する理由」の記事で詳しく整理しています。
このページでは年収を中心に確認し、その先の企業研究は別記事で深掘りする。
そのほうが、自分に必要な情報を整理しながら判断しやすいでしょう。
まとめ|マツダの平均年収だけで転職先を決めない
マツダの2026年3月期の平均年間給与は、最新の有価証券報告書で711万2,000円です。
平均年齢は42.5歳、平均勤続年数は17.7年となっています。
ただし、この711万円は会社全体の平均値。
実際、現在公開されている機械設計に関連する求人では、450万円~710万円、510万円~820万円といった想定年収が設定されています。
仕事内容や求められる経験も求人ごとに異なります。
そのため、マツダへの転職を考えるなら、
という順番で見ていくほうが判断しやすくなります。
また、私自身が20代・30代・40代で3回転職してきた経験から見ると、年代によっても重視したいポイントは少し変わります。
20代なら、これから積める設計経験。
30代なら、これまでの経験と求人の一致。
40代なら、専門性に加えて求められる役割。
こうして見ると、単純な平均年収の高い・低いだけでは分からない部分が出てきます。
平均年収は、企業を知るための入口として便利な数字です。
でも転職を決めるとき、本当に確認したいのは、
ではないでしょうか。
気になる求人が見つかったら、まず自分の設計経験を棚卸しして、募集内容とひとつずつ照らし合わせてみてください。
それでも判断しにくければ、他社求人も含めて比較してみる。
そのうえで、
を決めていけば十分です。
年収条件だけでなく、仕事内容や勤務地、働き方まで含めて判断したい方は、マツダへの転職で後悔しやすいポイントと中途採用の注意点も確認してみてください。
平均年収には納得できても、実際に任される仕事や働き方が希望と合わなければ、入社後のミスマッチにつながる可能性があります。
「年収はいくらか」と「その条件・仕事内容で自分が納得できるか」を分けて確認することが大切です。
最後にもう少し求人を比較したい場合
「マツダだけでなく、似た設計経験を求める企業も見てから判断したい」という方は、転職サービスを使って求人の選択肢を確認する方法もあります。
まず求人を見るだけでも、今の経験がどんな企業・職種で求められているかを把握する材料になります。
無理に転職を進める必要はありません。
マツダの求人と他社求人を比較するための情報収集先のひとつとして使うくらいでもよいでしょう。
この記事で紹介した企業が気になる方は、他のメーカー企業とも比較しながら判断するのがおすすめです。
メーカー転職で見るべきポイントや企業別評判をまとめて確認したい方はこちらです。
機械設計者の転職全体の流れを知りたい方はこちらです。
メーカー技術職の求人や相談先を比較したい方はこちらです。

