三菱自動車の年収は?平均年収と技術職・中途転職の給与を現役機械設計者が解説

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三菱自動車の年収は?平均年収と技術職・中途入社の給与

三菱自動車への転職を考え始めると、やはり気になるのが「年収はいくらくらいなのか」という点ではないでしょうか。

三菱自動車工業の2025年度有価証券報告書によると、2026年3月31日時点の平均年間給与は789万5,000円です。

平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は16.0年となっています。

数字だけを見ると、

「かなり年収が高そう」
「転職できれば自分も700万円、800万円を狙えるのでは?」

と感じる人もいるかもしれません。

ただし、ここは少し注意が必要です。

平均年収789万5,000円=中途転職した自分が789万5,000円もらえる、という意味ではありません。

会社全体の平均年収と、中途採用で自分に提示される年収は別のものです。

転職を考えるなら、本当に確認したいのは、

「三菱自動車の平均年収はいくらか」

だけではなく、

「自分の経験なら、どのくらいの条件で評価されそうか」

という部分ではないでしょうか。

筆者は三菱自動車の元社員ではありません。

20代・30代・40代で合計3回転職した現役機械設計エンジニアとして、この記事では三菱自動車の公式年収データを整理しながら、中途採用時の年収や求人票を機械設計者がどう見ればよいのかという視点から解説します。

平均年収を見るだけで終わらず、

「自分が転職するならどうか」

まで考えるための材料として読んでみてください。

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目次

三菱自動車の平均年収は789万5,000円

まずは、三菱自動車工業が公開している公式データから確認していきましょう。

2025年度有価証券報告書に記載されている提出会社の従業員情報は、次のとおりです。

項目2026年3月31日時点
平均年間給与789万5,000円
平均年齢42.4歳
平均勤続年数16.0年
従業員数13,498人

従業員13,498人の内訳は、事務技術系9,656人、技能系3,842人です。

三菱自動車工業の平均年収・平均年齢・平均勤続年数

そのため、「三菱自動車の平均年収はいくら?」という疑問に対して、まず確認できる公式な数字は789万5,000円となります。

ただ、この789万5,000円だけを見て、自分の転職後の給料をイメージするのは少し早いところ。

年収を見るときには、平均年齢や給与に含まれるものまで一緒に確認しておく必要があります。

平均年齢は42.4歳・平均勤続年数は16.0年

三菱自動車工業の平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は16.0年です。

つまり、平均年間給与789万5,000円という数字には、若手社員だけでなく、長く勤務している社員や経験を積んだ社員も含まれています。

たとえば30歳前後で転職を考えている人が、

「会社平均が約789万円なら、自分も入社すればそれくらいもらえるだろう」

と考えてしまうと、実際の提示条件との間にズレが出る可能性があります。

平均年収は、その企業のおおまかな給与水準を知る材料としては便利です。

一方で、特定の年齢・職種・中途入社者の給与を示す数字ではありません。

この違いは、転職先を比較するときに意外と重要です。

平均年間給与には賞与と基準外賃金も含まれる

もうひとつ押さえておきたいのが、「789万5,000円の中に何が含まれているのか」という点です。

三菱自動車工業の有価証券報告書では、平均年間給与について、賞与および基準外賃金を含む税込金額としています。

そのため、

「789万5,000円 ÷ 12か月」

と単純に計算して、毎月の給与をイメージすることはできません。

転職先の給与を見るときには、

  • 基本給
  • 賞与
  • 時間外労働に対する給与
  • 各種手当
  • 想定される残業時間

なども分けて確認しておきたいところです。

同じ年収700万円でも、基本給が高いのか、賞与や残業代の割合が大きいのかによって条件の見え方は変わります。

年収の総額だけで比較すると、このあたりを見落としやすいので注意したいですね。

平均年収=中途入社時の提示年収ではない

平均年収=あなたの転職時年収ではない

この記事で特にお伝えしたいのが、ここです。

三菱自動車の平均年収と、中途採用で自分に提示される年収は別に考えた方がよいでしょう。

789万5,000円という数字は、特定の機械設計者や30代の中途社員だけを集計したものではありません。

会社全体を見た平均値です。

転職を検討している人が本当に知りたいのは、

「平均はいくらか」

ということ以上に、

「自分ならいくらで採用されそうなのか」

ではないでしょうか。

その答えに近づくには、会社平均を見るだけでは足りません。

実際の中途採用求人に書かれている年収レンジや仕事内容と、自分の経験を照らし合わせていく必要があります。


三菱自動車の年収・給料は高い?

平均年収が789万5,000円と聞くと、「三菱自動車の給料は高い会社なのか?」も気になるところでしょう。

ただ、平均年収という数字だけを使って「高い」「低い」と判断してしまうのはおすすめしません。

平均年収だけで給与水準を判断しにくい理由

企業の平均年収には、さまざまな条件が影響しています。

たとえば、平均年齢、平均勤続年数、職種構成、管理職の割合、賞与、残業などの基準外賃金などです。

三菱自動車の場合も、平均年間給与には賞与や基準外賃金が含まれており、平均年齢は42.4歳となっています。

そのため、別の自動車メーカーと比較するときも、平均年収の数字だけを横に並べると少し雑な比較になってしまいます。

比較するなら、できるだけ同じ年度の一次情報を使い、平均年齢や給与の定義なども合わせて見たいところです。

とはいえ、中途転職を考えているなら、それ以上に重要なのが自分に提示される条件です。

会社Aの平均年収が800万円、会社Bが750万円だったとしても、自分への提示年収が同じ順番になるとは限りません。

会社平均と自分のオファー条件は、分けて考える方が現実的です。

三菱自動車の30代・40代の年収はどのくらい?

「三菱自動車 30歳 年収」
「三菱自動車 40歳 年収」

といった情報を知りたい人も多いでしょう。

ただ、今回確認した三菱自動車工業の有価証券報告書では、30歳・35歳・40歳といった年齢別の平均給与は公表されていません。

公式に確認できるのは、平均年齢42.4歳、平均年間給与789万5,000円などの会社全体の情報です。

そのため、

「30歳なら○○万円」
「40歳なら○○万円」

と平均年収から逆算して断定することはできません。

転職の場合は、なおさら年齢だけでは決まりにくいでしょう。

私自身、20代・30代・40代でそれぞれ転職を経験しましたが、年齢そのものより、

その年齢までに何を経験してきたのか

が重要だと感じています。

同じ35歳でも、詳細設計を中心に経験してきた人と、構想設計から量産対応まで経験してきた人では、企業側から見た強みも変わります。

40代でも同じです。

専門技術だけでなく、プロジェクト推進や他部署との調整、サプライヤー対応、リーダー経験などを持っているかによって評価のされ方は変わってくるでしょう。

三菱自動車の公式キャリア採用サイトには、40代でキャリア入社した社員の紹介もあります。

ただし、これはあくまでキャリア事例です。

その社員の給与が40代全体の平均を示しているわけではありません。

年代別の年収を知りたいときほど、無理に「年齢=年収」と結びつけず、求人条件や求められる役割を見る方が参考になります。

ボーナスだけでなく基本給・残業代・手当も確認する

三菱自動車のボーナスが気になる人もいるでしょう。

2026年8月12日に確認した公式キャリア求人では、賞与について年2回、支給額は業績や評価によって決定すると記載されている求人があります。

ただ、転職先の給与を考えるなら、ボーナスだけを切り取って見るのはあまりおすすめできません。

私なら求人票で、

「想定年収はいくらか」

を確認したあとに、

「基本給はいくらなのか」

まで見ます。

さらに、賞与はどう決まるのか、残業代はどのような扱いか、各種手当は何があるのか、固定残業代を含むのかなども確認します。

年収額が同じでも、中身は会社によって違います。

給与を見るなら、総額だけでなく内訳まで見る。

転職後の条件をイメージするうえで、ここは大切なポイントです。

あわせて読みたい

メーカー転職では、会社名や年収だけでなく、担当製品・配属部署・設計体制・担当工程まで確認することが大切です。


三菱自動車の技術職・機械設計の年収は?

機械設計者にとっては、会社全体の平均年収より、

「技術職として転職した場合の条件はどうなのか」

の方が気になるかもしれません。

三菱自動車のキャリア採用では、開発、生産技術、品質など、さまざまな技術系職種があります。

ひとことで技術職といっても、仕事内容はかなり幅広いです。

開発・設計・実験・生産技術など技術職でも仕事内容は異なる

三菱自動車の開発部門では、エクステリア、インテリア、パワートレイン、電装などの部品設計や性能開発が行われています。

一方、生産技術では生産プロセスや工法に関する業務、品質部門では開発から販売後まで品質に関わる仕事があります。

同じ「技術職」でも、求められる経験は同じではありません。

機械設計者が求人を見るときも、

「三菱自動車の技術職はいくらもらえるのか」

と大きく考えるより、

「自分が応募できそうな職種では、どんな条件が提示されているのか」

と見た方が具体的です。

中途採用では求人ごとの年収レンジを確認する

2026年8月12日時点で確認できた三菱自動車の技術系キャリア求人には、内装・ギヤシフト部品の開発・設計、電動車用モーター/インバーター・冷却部品の開発、ステアリングなどシャシー関連制御の設計・開発といった募集があります。

これらの公式求人では、一例として想定年収450万円~950万円というレンジが確認できます。

ここで注意したいのは、

「450万円~950万円と書いてあるから、自分も950万円で採用される」わけではない

ということです。

求人票の年収欄には目が行きやすいのですが、本当に見たいのはその隣にある応募条件や仕事内容です。

年収レンジの上限だけを見て期待しすぎるより、

「この求人は、どんな人にその金額を払う想定なのか」

まで考えた方がよいでしょう。

なお、キャリア採用の求人条件は公開終了や変更があります。

応募するときには、三菱自動車の公式キャリア採用ページで最新情報を確認してください。

求人の年収レンジだけでなく応募条件を見る

機械設計者として中途求人を見るなら、この部分はかなり大切です。

たとえば、三菱自動車の内装・ギヤシフト部品の開発・設計求人では、自動車会社や自動車関連部品メーカーでの樹脂部品設計経験、CATIA V5を使ったモデリングスキルなどが応募条件として挙げられています。

一方、電動車向けの求人では、モーターやインバーターなど、より専門分野に近い経験が求められるケースがあります。

つまり、

「機械設計を10年やっています」

という情報だけでは、求人との相性は判断できません。

自分の経験が、どの製品に関するものか、どの工程を担当したのか、どのCADや解析ツールを使ったのか、量産まで関わったのか、他部署やサプライヤーとの調整経験があるのかまで分解すると、求人との一致度が見えやすくなります。

年収レンジを見る前に、まず仕事内容と応募条件を読む。

そのうえで給与を見る方が、自分がどのあたりで評価されそうかを考えやすいでしょう。

機械設計者が求人票を見る8つのチェックポイント

同じ機械設計でも担当工程によって評価される経験は違う

機械設計者の転職では、「経験年数」だけでは表しにくい部分があります。

たとえば、構想設計、仕様検討、詳細設計、3D CAD、解析、試作、評価、量産対応、不具合対応、サプライヤーとの折衝などです。

すべて機械設計に関わる仕事ですが、担当してきた範囲は人によって違います。

現在確認できる三菱自動車の設計系求人でも、単純なCAD作業だけではなく、設計構想、スペック作成、レイアウト検討、図面作成、コスト検討、社内関連部門や取引先との調整など、幅広い業務が含まれるものがあります。

そう考えると、三菱系はCATIAがメインだと思うんですが、例えば

「CATIAが使えます」

だけでは少し弱いところ。

CATIAを使って何を設計し、その前後の工程までどこまで担当したのか

まで整理しておくと、自分の経験を説明しやすくなります。


転職3回の機械設計者が見る「提示年収」のポイント

ここからは三菱自動車固有の給与情報ではなく、私が20代・30代・40代で転職してきた経験から、求人や提示年収を見るときに意識しているポイントを紹介します。

繰り返しになりますが、私は三菱自動車へ転職した経験があるわけではありません。

あくまで現役機械設計エンジニアとして、中途求人を見るときの考え方です。

20代は年収だけでなく「次に評価される経験」を見る

20代で転職するなら、私なら提示年収だけでは決めません。

もちろん、年収は大切です。

転職する以上、今より条件を良くしたいと考えるのは自然なこと。

ただ、それと同じくらい見ておきたいのが、

その会社に入ることで、次に評価される設計経験を積めるか

という点です。

たとえば今の仕事が詳細設計中心なら、仕様検討にも関われるのか、構想段階から入れるのか、試作や評価まで担当できるのか、量産立ち上げまで経験できるのかといった見方があります。

20代で身につけた経験は、30代になったときの市場価値にもつながります。

目先の年収が50万円上がるかどうかだけではなく、

5年後にどんな設計者になっていたいか。

ここまで考えて求人を見ると、転職先の選び方も変わってくるでしょう。

30代は「何を設計したか」より「どこまで担当したか」を見る

30代になると、

「機械設計経験10年です」

というだけでは、自分の強みが少し伝わりにくくなります。

私自身も30代の転職では、

「何を設計してきたか」

だけでなく、

「どこからどこまで担当してきたか」

を整理することが重要だと感じました。

たとえば同じ製品設計でも、仕様検討から入った、詳細設計を中心に担当した、試作後の評価まで担当した、量産立ち上げまで経験した、市場不具合の対策まで行った、では経験の厚みが違います。

中途採用では「経験○年」の数字より、具体的に何を任せられる人なのかを見られる場面も多いです。

三菱自動車の求人を見る場合も、

「自動車メーカーだから応募してみたい」

だけではなく、

「自分の経験が、この募集業務のどこに使えるのか」

まで考えてみるとよいでしょう。

40代は専門性に加えて調整力・推進力・リーダー経験を見る

40代になると、さらに見られる範囲が広がってきます。

設計そのものの専門性に加えて、他部署との調整、顧客との折衝、サプライヤー対応、プロジェクト推進、後輩の育成、リーダーとしての経験なども整理しておきたいところです。

私も40代で3回目の転職を経験しましたが、

「CADが使える」
「設計経験が長い」

だけではなく、

「これまでどのように仕事を進めてきたのか」

まで言葉にする必要性を感じました。

設計部門の仕事は、自分ひとりで完結するものばかりではありません。

関係部署とすり合わせたり、サプライヤーと仕様を詰めたり、問題が起きたときに関係者を集めて解決を進めたり。

そうした経験も立派な強みです。

40代で転職を考えるなら、

自分で設計できること+周囲を巻き込みながら仕事を進められること

まで棚卸ししておくと、求人との相性を判断しやすくなります。

20代・30代・40代で変わる 求人・提示年収の見方

求人票では「年収」と「仕事内容」をセットで見る

求人を見ると、どうしても年収欄に目が行きます。

これは私も同じです。

ただ、年収レンジが高い求人ほど、

「なぜこの年収なのか」

を意識して見ておくようにしてください。

求められる専門性が高いのか。
担当範囲が広いのか。
プロジェクトをまとめる役割まで求められるのか。
特定分野の経験が必要なのか。

給与と仕事内容は切り離して考えない方がよいでしょう。

「年収900万円の求人」

ではなく、

「この仕事と責任を任せる人に対して、年収レンジが設定されている求人」

と見るイメージです。

そうすると、求人票にある年収の上限金額だけに引っ張られにくくなります。

年収だけでなく勤務地・働き方・キャリアへのつながりも比較する

年収が上がれば、それだけで転職成功とは限りません。

特にメーカーの技術職では、勤務地、担当製品、担当工程、働き方、転勤の可能性、今後やりたい仕事とのつながりなども確認したいところです。

三菱自動車のキャリア採用では、職種によって勤務地も異なります。

給与条件に魅力を感じても、勤務地や担当業務が希望と合わないケースはあるでしょう。

逆に、年収アップの幅はそれほど大きくなくても、

「これまでできなかった上流工程を経験できる」

「将来やりたい製品開発に近づける」

のであれば、魅力を感じる人もいるはずです。

転職では、何を一番変えたいのかを先に決めておくと判断しやすくなります。

年収条件に納得できても、仕事内容や配属、勤務地、働き方が希望と合わなければ、転職後に「思っていたのと違った」と感じる可能性があります。

三菱自動車への転職を年収以外の面からも検討したい方は、三菱自動車への転職で後悔しやすいポイントもあわせて確認してみてください。

仕事内容・働き方・将来のキャリアまで整理したうえで年収を見ると、自分にとって転職するメリットがあるか判断しやすくなります。


三菱自動車で年収1000万円は狙える?

「三菱自動車で年収1000万円は狙えるのか」

と気になる人もいるでしょう。

結論からいうと、平均年収789万5,000円という数字だけでは判断できません。

年収1000万円の可能性は平均年収だけでは判断できない

2026年8月12日時点で確認した複数の技術系キャリア求人では、想定年収450万円~950万円という募集が見られます。

少なくとも、今回確認したこれらの求人だけを根拠に、

「中途採用で年収1000万円を狙える」

とは言えません。

一方、

「三菱自動車では年収1000万円に届かない」

と断定する材料にもなりません。

会社全体にはさまざまな職種や役職があり、個人の給与条件も一律ではないためです。

役職・職種・経験・求人条件から判断する

年収1000万円に届く可能性を考えるなら、役職、職種、専門性、担当する責任範囲、評価、個別の求人条件などを確認する必要があります。

転職を考えている技術者の場合は、

「将来的に1000万円になれるか」

だけを見るより、

「今の自分なら、現在の求人でどの程度の条件が想定されそうか」

を確認する方が現実的でしょう。

そして、その求人で得られる経験が次のキャリアにつながるのか。

ここまで考えると、年収1000万円という数字だけに振り回されにくくなります。


三菱自動車へ転職すると年収は上がる?

ここまで読むと、

「結局、自分が三菱自動車へ転職したら年収は上がるの?」

という疑問が残るのではないでしょうか。

これは、三菱自動車の平均年収だけでは判断できません。

会社の平均年収ではなく現在年収と提示条件を比べる

たとえば現在の年収が500万円の人と800万円の人では、同じ三菱自動車への転職でも判断は変わってきます。

見るべきなのは、

会社平均789万5,000円との差ではなく、「今の自分の条件」と「実際に提示される条件」の差

です。

私自身、転職先を調べるときには会社の平均年収も確認します。

ただ、それはあくまで企業研究のひとつ。

最終的には、現在いくらもらっているのか、転職先はいくら提示しているのか、仕事内容はどう変わるのか、働き方はどうなるのかを並べて判断してきました。

平均年収が高い会社へ転職することと、自分自身の年収が上がることは同じではありません。

ここは分けて考えた方がよいでしょう。

基本給・賞与・残業・手当まで含めて比較する

年収が上がったかどうかを判断するときも、総額だけを見るのはおすすめしません。

たとえば、

「転職して年収が50万円上がった」

としても、その理由が残業時間の大幅な増加であれば、人によっては希望していた年収アップとは違うでしょう。

そのため、基本給、賞与、残業時間、残業代、各種手当、年間休日、仕事内容まで一緒に比較したいところです。

特に中途採用では、求人票にある想定年収と実際の提示年収が同じとは限りません。

正式なオファーが出た段階で、条件をひとつずつ確認することが大切です。

年収アップだけでなく「次も評価される経験か」を見る

これは、3回転職してきて特に意識するようになったポイントです。

転職直後の年収はもちろん大切。

ただ、それと同時に、

その転職で得られる経験が、次のキャリアでも評価されるか

も考えておきたいところです。

たとえば、

詳細設計中心だった人が仕様検討まで担当できる
単品設計中心だった人がシステム全体を見るようになる
試作までだった人が量産対応まで経験できる
設計だけでなくサプライヤー折衝も担当する

といった変化は、次の転職でも説明できる経験になります。

目先の年収だけでなく、数年後の市場価値まで考える。

機械設計者が転職で年収を上げたいなら、この視点も持っておいて損はありません。

機械設計者が転職で年収を上げるために、どんな経験を整理しておけばよいかについては、別記事で詳しくまとめています。

「自分の経験なら、どんな求人を狙えるのか」「今より年収を上げるには何を見ればよいのか」と感じた方は、あわせて確認してみてください。


三菱自動車への転職は年収だけで決めない

三菱自動車の平均年収789万5,000円は、企業研究をするうえで重要な情報のひとつです。

ただし、それだけで転職先を決めるのはおすすめしません。

仕事内容・配属先・勤務地・働き方まで確認する

機械設計者なら特に、

・実際に何を設計するのかどの工程を担当するのか
・どんなスキルが求められるのか
・勤務地はどこなのか
・希望するキャリアにつながるのか

まで見ておきたいところです。

同じ三菱自動車でも、開発、生産技術、品質などで仕事はかなり異なります。

「三菱自動車へ転職する」

と大きなくくりで考えるより、

「三菱自動車で、この仕事を担当する」

ところまで具体的にして考えた方が、自分に合うか判断しやすくなります。

「年収は良かったのに後悔」を防ぐために確認したいこと

転職では、年収が上がればすべての不満が解消するわけではありません。

仕事内容が想像と違った。
やりたい設計ができなかった。
勤務地が合わなかった。
働き方が自分に合わなかった。

こうしたミスマッチは、給与とは別の問題です。

だからこそ三菱自動車を転職先として考えるなら、

年収を確認したあとに、仕事内容・働き方・評判などを別の角度から確認する

という流れがよいでしょう。

三菱自動車の評判や、転職後に「思っていたのと違った」となりやすいポイントについては、別記事で整理しています。

年収以外の部分も含めて判断したい方は、そちらもあわせて確認してみてください。


まとめ|平均年収より「自分ならいくらになるか」を確認しよう

三菱自動車工業の2025年度有価証券報告書によると、2026年3月31日時点の平均年間給与は789万5,000円です。

平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は16.0年。

平均年間給与には、賞与と基準外賃金も含まれています。

ただし、転職を考える機械設計者にとって本当に重要なのは、

「平均789万5,000円」ではなく、「自分ならいくらで評価されそうか」

という部分です。

2026年8月時点で確認できる技術系キャリア求人には、想定年収450万円~950万円という例もあります。

ただし、求人によって仕事内容や応募条件は異なります。

年収レンジだけを見るのではなく、これまで担当してきた製品、構想・仕様検討の経験、詳細設計、3D CAD、解析、試作・評価、量産対応、不具合対応、サプライヤーとの折衝、リーダー・プロジェクト推進経験などを募集内容と照らし合わせてみてください。

私自身、20代・30代・40代で3回転職してきましたが、年齢が上がるほど、

「設計経験○年」

という数字より、

何ができて、どこまで仕事を任せられるのか

を整理することが重要になったと感じています。

三菱自動車の平均年収を知ることは、企業研究のスタート地点です。

そこから一歩進んで、

「今の自分の経験なら、どんな求人に応募でき、どの程度評価されそうなのか」

まで確認してみる。

そのうえで、年収だけでなく仕事内容や勤務地、今後のキャリアまで含めて比較すると、転職するべきかどうかを判断しやすくなるでしょう。

実際の求人を比較してみたい方や、「自分の経験が転職市場でどのくらい評価されるのか」を一度確認してみたい方は、機械設計者向けの転職サービスも選択肢のひとつです。

まだ転職すると決めていなくても、求人条件を確認することで、今の会社に残る場合との比較材料にもなります。

あわせて読みたい

この記事で紹介した企業が気になる方は、他のメーカー企業とも比較しながら判断するのがおすすめです。

メーカー転職で見るべきポイントや企業別評判をまとめて確認したい方はこちらです。

機械設計者の転職全体の流れを知りたい方はこちらです。

メーカー技術職の求人や相談先を比較したい方はこちらです。

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