三菱電機の年収は?平均913万円・役職制度と中途採用の注意点
三菱電機への転職を具体的に考え始めると、
「平均年収はいくら?」
「課長や部長なら、どのくらいもらえる?」
「中途採用は多いのかな?」
「自分の機械設計経験なら、どんな条件になりそう?」
こうした疑問が出てきますよね。
三菱電機の2026年3月期有価証券報告書によると、提出会社単体の平均年間給与は9,134,603円。
平均年齢は40.5歳、平均勤続年数は15.3年です。
平均年間給与には、賞与と基準外賃金も含まれています。
約913万円という数字だけを見ると、
「三菱電機へ転職できれば、自分もそのくらいになるのかな」
と期待する人もいるでしょう。
ただ、ここは分けて考えておきたいところです。
また、三菱電機の公式情報では、課長・部長それぞれの平均年収を示す給与表は確認できません。
現在は、管理職を対象とするマネジメントコースで、職務価値や職責などを基準にしたジョブグレード制が導入されています。
一般従業員についても、役割の価値を踏まえたミッショングレードが使われています。
つまり、三菱電機の年収を見るときは、
- 会社全体の平均年収を見る
- 役職・グレードの考え方を知る
- 実際に応募する求人条件を見る
という順番の方が分かりやすいということ。
この記事では、最新の平均年収、課長・部長の年収を見るときの注意点、現在の役職・人事制度、経験者採用の状況まで整理します。
後半では、現役の機械設計者として、三菱電機の中途求人を見るときに確認したい仕事内容についても詳しく見ていきます。
今の設計経験を、
次の転職先でどう活かす?
担当してきた製品や設計工程、
希望条件をもとに、
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三菱電機の平均年収は約913万円
まずは、会社全体の年収水準を公式データから確認してみましょう。
最新の平均年間給与・平均年齢・勤続年数
三菱電機の2026年3月期有価証券報告書では、提出会社の従業員データとして次の数字が掲載されています。
| 項目 | 2026年3月期 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 9,134,603円 |
| 平均年齢 | 40.5歳 |
| 平均勤続年数 | 15.3年 |
| 従業員数 | 29,949人 |
平均年間給与には、賞与と基準外賃金が含まれています。
そのため、約913万円を12で割って、
「月給はこのくらい」
と単純に考えることもできません。
また、これは三菱電機株式会社の提出会社単体の数字。
- 特定の機械設計職
- 30代
- 40代
- 課長
- 部長
といった属性別の平均ではありません。
まずは、
「三菱電機という会社全体では、平均年間給与が約913万円」
という企業研究上の一つのデータとして見ておくのがよいでしょう。
平均年収913万円=自分の転職年収ではない
転職先を調べていると、平均年収は比較しやすい数字です。
- A社は800万円
- B社は900万円
- C社は700万円
と並べると、会社ごとの違いが分かる気がしますよね。
私も企業研究をするとき、平均年収そのものは確認します。
ただ、実際に転職を考える段階では、
平均年収と、自分が提示される条件は分けて見る
ようにしています。
会社平均には、
- 若手社員
- 中堅社員
- 管理職
- 技術職
- 営業職
- 管理部門
- 長期勤続者
など、さまざまな社員が含まれるからです。
三菱電機の経験者採用では、入社後の初任給について、これまでの経験やスキルなどを総合的に勘案して決定すると公式に案内されています。
つまり、
「平均913万円だから、自分も913万円前後」
という見方ではありません。
中途採用で本当に見たいのは、
自分が応募する求人で、どのような経験を求められ、どんな役割を任され、どんな条件が設定されているか
ここです。
会社平均は会社を見る数字。
自分の転職条件は求人を見る。
この2つを分けておくと、年収情報に振り回されにくくなります。

平均年収だけで転職先を決めないために
同じ機械設計でも、
- 担当する製品
- 担当工程
- これまでの経験
- 勤務地
- 入社後に期待される役割
によって求人条件は変わります。
三菱電機の平均年収を確認したあとは、実際の求人を見る。
さらに、似た経験を活かせる他メーカー求人も並べる。
そうすると、
「三菱電機だからどうか」
だけではなく、
「自分の経験なら、どの仕事・条件が候補になるのか」
という比較がしやすくなります。
三菱電機の課長・部長の年収はいくら?
「三菱電機 課長年収」
「三菱電機 部長 年収」
と調べている人もいるでしょう。
役職が上がった場合の収入は、転職後のキャリアを考えるうえで気になりますよね。
ただ、最初に結論を整理すると、課長・部長ごとの正確な平均年収を示した公式給与表は、今回確認した三菱電機の公式情報では確認できませんでした。
そのため、
「課長なら必ず○○万円」
「部長なら○○万円以上」
と公式データのように断定するのは避けた方がよいです。
「課長なら一律○万円」とは判断しにくい
現在の三菱電機では、人事制度そのものも変わっています。
管理職を対象とする「マネジメントコース」では、5,000を超えるポジションを、職務価値・職責などを基準として6段階で評価するジョブグレード制が導入されています。
ここで注目したいのは、
役職名だけではなく、担っているポジション・職責を見る制度になっている
という点です。
たとえばネット上では「課長」という言葉で一括りにされていても、
- 担当する組織の規模
- 責任範囲
- 事業への影響
- 専門性
- 任されているミッション
まで完全に同じとは限りませんよね。
そのため、
「三菱電機で課長になれば○○万円」
という一つの数字に当てはめるより、
どんなポジションを担うのか
まで見た方が、現在の制度には合っています。
課長・部長年収を知りたい人ほど「役割」を見る
年収を調べていると、
「将来どこまで上がるのか」
が知りたくなるものです。
ただ、転職前の段階であれば、課長や部長の推定額だけを見るより、
「自分はどんな役割で入社するのか」
を先に確認した方が実用的です。
たとえば30代・40代の機械設計者なら、
- 自分で設計を担当するのか
- 設計レビューまで求められるのか
- 若手指導も含むのか
- 複数部門を調整するのか
- プロジェクトをまとめる立場なのか
によって、求められる仕事は変わります。
年収だけ高く見えても、
「自分がやりたい仕事とは違った」
となれば、転職後に迷うこともありますよね。
反対に、自分が積んできた経験と期待役割が合っている求人なら、条件を詳しく確認する意味があります。
役職年収を調べる → 自分が担う役割を見る。
この順番にすると、求人選びへつなげやすくなります。
ネット上の課長・部長年収は参考値として見る
口コミサイトや年収投稿サイトには、
「課長で○○万円」
「部長で○○万円」
といった数字が掲載されていることがあります。
参考情報として見ることはできます。
ただし、
- 投稿者自身の情報であること
- 投稿時期が異なること
- 職種や事業所が違うこと
- 「課長」「部長」の呼び方や職責が同一とは限らないこと
- 現在の人事制度と一致しない可能性があること
には注意が必要です。
特に三菱電機は人事制度を刷新しています。
過去の口コミだけを使って現在の役職別給与を断定するのは難しいでしょう。
個人的には、
役職別の口コミ年収は「そういう事例もある」という参考程度にとどめ、実際の転職判断では求人条件を見る
くらいが扱いやすいと感じます。
三菱電機の役職・人事制度はどうなっている?
課長・部長の年収を考えるうえでも、現在の人事制度を理解しておくと見え方が変わります。
管理職はジョブグレード
管理職を対象とする「マネジメントコース」では、5,000を超えるポジションを職務価値・職責などによって6段階で評価するジョブグレード制が導入されています。
会社に何年いるかだけではなく、
そのポジションがどのような価値・責任を持つのか
を見る考え方です。
そのため、
「課長になったら一律この給与」
という理解より、
担う職務とグレードによって処遇を見る
と考えた方が分かりやすいでしょう。
一般従業員はミッショングレード
一般従業員を対象とする「プロフェッショナルコース」では、役割の価値を示すミッショングレードが再定義されています。
三菱電機は、早期抜擢の阻害要因となっていた試験制度を撤廃し、年功的要素を抑えて役割や評価を処遇へ反映する方向を示しています。
もちろん、
「若ければ必ず早く昇格する」
という意味ではありません。
制度として、
年齢や勤続年数だけではなく、担う役割を見る方向へ変わっている
と考えるのがよいでしょう。
技術者には専門性を活かすキャリアルートもある
機械設計者にとって、ここは確認しておきたいポイントです。
技術職で長く働いていると、
「この先は管理職を目指さないといけないのかな」
と考えることがありますよね。
三菱電機では、管理職を対象とするマネジメントコースだけでなく、高度な専門性を活かす「エキスパートコース」、技能を活かす「匠コース」といった複線型のキャリアパスも設けています。
エキスパートコースには、マネジメントコースと同一のジョブグレード制・報酬体系が適用されると公式に説明されています。
つまり制度上は、
- マネジメントを担う
- 高度な専門性を活かす
といった複数のキャリアルートが用意されているということです。
機械設計者にとっては、
「管理職になるか」
だけでなく、
「どんな専門性を持って、どんな役割を担っていくか」
という見方もできるわけですね。
ただし、
「専門職を選べば高年収になる」
「管理職にならなくても必ず給与が上がり続ける」
という意味ではありません。
実際の処遇は、職務や役割、評価などとあわせて確認する必要があります。

三菱電機は中途採用が多い?
次に、経験者採用について見てみましょう。
三菱電機は現在、経験者採用を一定規模で実施しています。
2026年度は経験者750人の採用計画
三菱電機が公表した2026年度採用計画では、三菱電機単独で、
- 新卒750人
- 経験者750人
- 合計1,500人
を採用する計画です。
計画上は、新卒と経験者が同じ750人。
「三菱電機は新卒採用が中心で、中途はかなり少ないのでは?」
と思っていた人には、少し印象が変わる数字かもしれません。
ただし、経験者750人は三菱電機全体の数字です。
機械設計者を750人採用するという意味ではありません。
さまざまな職種や部門を含めた採用計画として見ておきましょう。
近年は経験者採用が採用全体の約半数
公式発表では、経験者採用比率として、
- 2023年度:48%
- 2024年度:48%
- 2025年度:50%(2026年3月10日時点)
という数字も示されています。
単年度だけ経験者採用が増えたというより、近年は採用全体の半数前後を経験者採用が占めています。
少なくとも、
「三菱電機は経験者をほとんど採用していない」
という見方とは違いますよね。
一方で、
です。

メーカー転職では、会社名や年収だけでなく、担当製品・配属部署・設計体制・担当工程まで確認することが大切です。
三菱電機の中途採用難易度は高い?
「経験者を750人採用するなら、転職しやすいのでは?」
と考える人もいるでしょう。
逆に、
「三菱電機のような大手メーカーは、自分には難しいのでは?」
と応募前から迷う人もいるかもしれません。
ただ、三菱電機全体を、
「難易度が高い」
「入りやすい」
と一つの言葉で評価しても、転職活動ではあまり役に立ちません。
見るべきなのは、自分が応募する求人で何を求められているか。
そして、
自分が持っている経験とどこが一致するか。
です。
難易度より「求人との経験一致」を見る
三菱電機の経験者採用では、これまでの就業経験で培った職務の習熟度やスキルレベルなどを評価し、それらを三菱電機で活用できるかを判断すると公式に説明しています。
つまり、
「機械設計を10年やっている」
という年数だけではなく、
- 何を設計してきたのか
- どの工程を担当したのか
- どこまで一人で判断していたのか
- どんな技術を使ったのか
- どんな問題へ対応したのか
- その経験が応募ポジションで使えるのか
といった点が重要になります。
私自身も、最初は「機械設計経験○年」という見方をしていました。
ただ、転職を重ねる中で、
経験年数だけでは、自分が何をできるのか伝わりにくい
と感じるようになりました。
年数よりも、
「何を、どの工程で、どこまで担当したか」
へ分けて考える。
この方が求人との接点を探しやすくなります。
事業所・職種ごとに募集内容が異なる
三菱電機の経験者採用は、各事業所別・職種別に募集されています。
ここは機械設計者にとってかなり重要です。
「三菱電機」という一つの会社でも、扱う事業・製品・仕事内容は同じではありません。
そのため、
「三菱電機へ転職できるか?」
だけでは問いが大きすぎます。
もう一段細かくして、
- 「どの事業所か」
- 「どんな製品か」
- 「機械設計のどの仕事か」
- 「自分の経験と何が共通しているか」
まで見る。
こちらの方が実際の応募判断には使いやすいです。
採用人数が多い=誰でも受かるわけではない
経験者750人という採用計画は、
経験者向けの採用機会が一定規模ある
ことを確認する材料になります。
ただし、
「750人も採用するなら誰でも受かる」
とは言えません。
個々の募集には、それぞれ仕事内容と求められる経験があります。
逆に、
「大手だから自分には無理」
と最初から決める必要もないでしょう。
求人を開いて、
- 必要な経験
- 担当製品
- 担当工程
- 役割
を確認する。
そこで接点があるなら応募を検討する。
接点が少なければ、別の求人も見る。
このくらいの考え方の方が現実的です。
機械設計者が三菱電機の中途求人で確認したい10項目
ここからは、現役の機械設計者として、私なら中途求人のどこを見るかを整理します。
私自身、20代・30代・40代で3回転職しています。
最初のころは、
- 「機械設計を何年経験したか」
- 「年収はいくらか」
- 「会社名はどうか」
という見方が中心でした。
ただ、転職を重ねるうちに、
「どの製品を、どの工程で、どこまで担当する仕事なのか」
を見るようになりました。
特に三菱電機のように複数の事業分野・事業所がある会社では、
「三菱電機の機械設計」
だけでは仕事内容を絞り切れません。
求人単位で確認したいところです。

1.担当製品|何を設計する仕事なのか
最初に確認したいのは、担当する製品です。
会社名が同じでも、製品が違えば設計で扱う技術や仕事の進め方も変わります。
- 自分がこれまで担当してきた製品との共通点はあるか
- これから経験したい製品なのか
- 部品なのか
- ユニットなのか
- システム全体なのか
ここまで見ると、仕事のイメージがかなり具体的になります。
会社名より先に、何を設計する求人なのか。
確認しておきたいですね。
2.担当工程|設計のどこを任されるのか
次は担当工程です。
- 仕様検討
- 構想設計
- 基本設計
- 詳細設計
- 図面作成
- 試作
- 評価
- 量産対応
- 設計変更
- 不具合対応
その中で、どこを担当するのか。
大切なのは、
「構想設計の方が上」
「詳細設計なら下」
と考えないこと。
自分が今まで経験してきた工程と、今後経験したい工程が合っているかを見ることです。
3.使用CAD|ソフト名だけでなく使い方を見る
CAD経験もよく確認する項目です。
ただ、
「Creoを使う」
「CATIAを使う」
「NXを使う」
といったソフト名だけでは仕事内容は分かりません。
- 既存モデルの修正なのか
- 部品を新規設計するのか
- アセンブリまで担当するのか
- 図面作成まで一貫して行うのか
- 設計レビューにも関わるのか
まで見る。
「○○CADを使った」より、「○○CADで何を設計したか」。
こちらの方が経験は具体的です。
4.CAE・解析|結果を設計へどう戻すか
解析業務が含まれる求人なら、どこまで担当するかも確認したいところです。
- 決められた条件で解析を実施する
- 解析条件を検討する
- 結果を読み取る
- 原因を考える
- 設計変更案を作る
- 再解析する
では役割が違います。
「CAE経験あり」という一言ではなく、
解析結果を設計へどうつなげていたか
まで整理しておくと、求人との接点を判断しやすくなります。
5.評価・試作|設計とのつながりを見る
機械設計では、設計して終わりではなく、試作や評価まで担当することがあります。
- 試験計画を作るのか
- 評価条件を考えるのか
- データを分析するのか
- 設計変更まで関わるのか
ここによって仕事内容は変わります。
評価経験を持っているなら、
その経験を設計求人でどう活かせそうか
という見方もできます。
6.量産対応|設計後にどこまで関わるか
量産製品を扱う場合は、量産前後の仕事も見ておきたいところです。
- 量産立ち上げ
- 製造条件への対応
- コスト改善
- 部品変更
- 量産不具合
など。
開発設計だけを担当する求人なのか。
量産後まで製品を追うのか。
ここで仕事の幅は変わります。
7.不具合対応|「普通にやっていた仕事」も整理する
不具合対応は、職務経歴を整理するときに意外と抜けやすいところです。
私自身、
「設計者なら普通にやること」
と思っていた業務について、転職時に質問された経験があります。
- 原因調査
- 現物確認
- 再現試験
- 設計変更
- 公差変更
- 製造部門との調整
- 品質部門との調整
- 顧客説明
- 再発防止
こうして分けると、単なる「トラブル対応」ではありません。
何を確認し、どう考え、どこまで対応したのか。
それ自体が経験です。
8.顧客・他部署との調整|誰と何を決めていたか
機械設計は、一人で図面を描くだけの仕事ではありません。
- 製造
- 品質保証
- 生産技術
- 購買
- 営業
- 顧客
- サプライヤー
などと話すこともあります。
「コミュニケーション能力があります」
より、
誰と何を調整したか
の方が仕事は伝わりますよね。
9.勤務地・製作所|会社名だけで勤務地を考えない
三菱電機は経験者採用を事業所別・職種別に実施しています。
そのため、
「三菱電機で働きたい」
だけでなく、
どの事業所・製作所の求人なのか
を確認することが重要です。
勤務地だけでなく、担当する事業・製品にもつながります。
転勤や将来の異動も、確認できる範囲で見ておきたいところです。
10.入社後に期待される役割|年収レンジと一緒に見る
最後は、何を期待されて採用されるのか。
ここです。
- 設計担当者として自分で設計するのか
- 設計レビューまで担当するのか
- 若手をフォローするのか
- 顧客との仕様調整も担うのか
- プロジェクトをまとめるのか
特に30代・40代になると、その経験を使ってどこまで任せられるかを期待される求人も出てきます。
だから、
年収レンジだけを見るのではなく、その金額で何を期待されているかを見る。
ここまで確認すると、条件を比較しやすくなります。
三菱電機へ転職するときは求人票の年収レンジをどう見る?
ここまで、
- 会社平均
- 役職制度
- 経験者採用
- 仕事内容
を確認してきました。
最終的に自分の転職条件を見るなら、実際の求人へ戻ります。
だからこそ、
「平均913万円」より「自分が応募する求人」を見る。
ここが重要です。

会社平均ではなく求人単位で見る
求人票に想定年収レンジが書かれている場合、まずその数字を確認します。
ただし、そこで終わらせません。
一緒に見たいのは、
- 基本給
- 賞与
- 時間外手当
- 仕事内容
- 勤務地
- 配属先
- 必要な経験
- 期待される役割
などです。
たとえば、
「想定年収600万円〜1,000万円」
のように幅のある求人があったとしても、自分が上限に近い条件になるとは限りません。
反対に、平均年間給与913万円より低い求人レンジだったとしても、
「会社平均より低いから条件が悪い」
と単純には言えませんよね。
- 年齢
- 経験
- ポジション
- 役割
などが違うからです。
平均年収と求人レンジは、別の数字として見る。
ここはかなり大切です。
年収レンジの上限だけを見ない
求人検索をしていると、どうしても年収レンジの上限が目に入ります。
「最大1,000万円」
「最大1,200万円」
と書かれていると、気になりますよね。
ただ、転職時に重要なのは、
自分の経験の場合、どのあたりの条件が想定されるのか
です。
上限額は、より高い経験・役割を想定した数字かもしれません。
自分の経験でどの条件になるかは、求人の経験要件や選考、企業側の評価を踏まえて決まります。
「最高額が高い求人を選ぶ」
だけでは判断しにくいところです。
仕事内容と年収をセットで比較する
私が転職先を見るときに特に意識したいのが、
「いくらもらえるか」と「何を任されるか」をセットにすること
です。
たとえば今より年収は上がるけれど、
- やりたい設計工程から離れる。
- 勤務地が希望と違う。
- 管理業務が増える。
という求人。
一方、
年収差はそれほど大きくないけれど、
- 希望する製品へ移れる。
- 詳細設計から評価まで担当できる。
- 自分の専門性を活かせる。
という求人。
どちらが合うかは、人によって変わりますよね。
年収も仕事内容も、大切な判断材料です。
だからこそ、
仕事内容・役割・勤務地・年収を一つのセットとして比較する。
この見方が必要です。
今回の転職だけでなく「次に何が残るか」も見る
もう一つ確認しておきたいのが、
その求人で今後どんな経験を積めるか?
という点です。
- 担当製品
- 担当工程
- 新しく使う技術
- 量産経験
- 不具合対応
- 顧客対応
- リーダー経験
- 専門性
数年働いたとき、
「自分は何を経験したと言えるようになるか」
まで少し考えてみます。
年収が良くても、自分が今後積みたい経験と大きく離れているなら慎重に考える。
反対に、今の経験を活かしながら次の経験へ広げられる求人なら、詳しく確認してみる。
年収を見ることと、キャリアを見ることを分けすぎない。
個人的には、この考え方が転職先を比較するときに使いやすいと感じています。
自分の設計経験なら、どんな求人条件が候補になるか確認したい方へ
三菱電機の平均年収や役職制度を調べると、会社としての給与水準や制度の考え方は見えてきます。
ただ、
自分の機械設計経験なら、どんな求人・条件が候補になるのか
までは、会社平均から判断できません。
そこで整理しておきたいのが、
- 担当してきた製品
- 担当工程
- CAD・CAE
- 試作・評価
- 量産対応
- 不具合対応
- 顧客・他部署との調整
- これまで担ってきた役割
- 希望勤務地
といった内容です。
そのうえで、
- 三菱電機の求人。
- 同じ製品分野の他メーカー。
- 今の経験を活かしやすいメーカー。
を並べてみる。
そうすると、
「三菱電機へ行けるか」
だけではなく、
「自分にはどんなメーカー求人が候補になるのか」
という見方ができます。
メーカーズジョブは、製造業に特化した転職エージェントとして、経験・スキルや希望条件を踏まえた求人相談に使える選択肢です。
ここでの位置づけは、
三菱電機へ転職するためのサービス
ではありません。
また、三菱電機の求人を必ず保有しているという意味でもありません。
現在の製造業経験を整理して、
「この経験ならどんなメーカー求人が候補になるのか」
を確認し、比較材料を増やすための相談先として考えるイメージです。
その結果、三菱電機の求人が希望に合うこともある。
別メーカーの方が仕事内容や勤務地と合うこともある。
今の会社でもう少し経験を積む判断になることもあるでしょう。
転職先を先に一社へ決めるのではなく、
選択肢を見てから比較する。
そのくらいの使い方でもよいと思います。
三菱電機への転職で後悔しないために確認したいこと
三菱電機への転職を考えていると、平均年収913万円という数字は目を引きます。
大手メーカーという会社名にも安心感を持つ人がいるかもしれません。
ただ、平均年収と会社名だけで、自分に合う転職先かどうかは決まりません。
確認しておきたいのは、
- どの事業所・製作所で働くのか
- 何を設計するのか
- どこまで担当するのか
- どんな役割を期待されるのか
- 勤務地は合っているか
- 提示される条件に納得できるか
という部分です。
三菱電機について調べると、過去の品質問題や、
「やめとけ」
「転職して後悔する」
といった情報を見かけることもありますよね。
そうした評判や過去の問題については、この年収記事では深掘りしません。
- 品質問題の背景
- 現在の改革
- 働き方
- 転職前に注意したい点
については、別記事で詳しく整理しています。
まとめ|三菱電機の年収は平均額だけで判断しない
三菱電機の2026年3月期の平均年間給与は9,134,603円、約913万円。
平均年齢は40.5歳。
平均勤続年数は15.3年です。
ただし、この913万円は提出会社全体の平均年間給与。
中途入社した一人ひとりの提示年収ではありません。
また、今回確認した公式情報では、課長・部長それぞれの正確な平均年収を示す給与表は確認できませんでした。
現在、管理職のマネジメントコースではジョブグレード制が採用されています。
高度な専門性を活かすエキスパートコースなど、複線的なキャリアパスも用意されています。
経験者採用については、2026年度に三菱電機単独で750人を採用する計画。
同年度の新卒採用計画も750人です。
とはいえ、
経験者採用が多い=誰でも入りやすい
ではありません。
機械設計者なら、
- 平均年収を見る。
- 役職・人事制度を確認する。
- 自分の経験を整理する。
- 応募する製品・工程・事業所を見る。
- 求人の年収レンジと期待役割を確認する。
という順番で見ていくと整理しやすいでしょう。
私自身、転職を重ねる中で、
「会社名はどこか」
「平均年収はいくらか」
だけではなく、
「何を設計するのか」
「どの工程を担当するのか」
「自分の経験をどこで使えるのか」
を見るようになりました。
三菱電機についても同じです。
平均913万円という数字だけを見て、
「条件が良さそうだから応募する」
とも、
「自分には届かなそうだからやめる」
とも決めない。
まず、実際の求人を見る。
そして他メーカーの仕事内容や条件も並べてみる。
そのうえで、
自分にとって納得できる仕事内容と条件か。
ここを判断していきたいですね。
この記事で紹介した企業が気になる方は、他のメーカー企業とも比較しながら判断するのがおすすめです。
メーカー転職で見るべきポイントや企業別評判をまとめて確認したい方はこちらです。
機械設計者の転職全体の流れを知りたい方はこちらです。
メーカー技術職の求人や相談先を比較したい方はこちらです。

