キヤノンへの転職を考えて検索していると、
「キヤノン やめとけ」
「キヤノン 中途採用 難易度」
「キヤノン 転職」
といった言葉が出てきて、少し不安になりますよね。
知名度の高いメーカーですし、カメラやプリンターのイメージを持っている人も多いでしょう。
一方で、
「今から転職して大丈夫なのか」
「中途採用でも入れるのか」
「昔ながらの会社ではないのか」
「自分の機械設計経験が通用するのか」
と気になるところもあります。
私自身、機械設計者として20代・30代・40代で3回転職してきました。
最初のころは、
- 会社名
- 年収
- 「機械設計」という職種名
こうした分かりやすい条件を中心に求人を見ることが多かったです。
でも、転職を重ねるうちに見る場所が変わりました。
3回目の転職時には、
まで確認するようになりました。
キヤノンのように複数の事業を持つ企業では、特にこの見方が重要です。
「キヤノンだから安心」
とも、
「やめとけという評判があるから避けた方がいい」
とも、一言では決められません。
この記事では、なぜキヤノンへの転職が「やめとけ」と言われるのかを整理したうえで、
- 現在の事業
- キャリア採用の状況
- 中途採用の難易度の見方
- 選考フロー
- 機械設計者が実際の求人で確認しておきたいポイント
まで順番に見ていきます。
最終的には、
「キヤノンという会社」ではなく、「自分が応募する仕事」としてどうなのか?
そこまで考えて判断していきましょう。
今の設計経験を、
次の転職先でどう活かす?
担当してきた製品や設計工程、
希望条件をもとに、
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キャノンへの転職はやめとけと言われる理由

「キヤノンへの転職はやめとけ」
という検索候補だけを見ると、
「何か大きな問題がある会社なのかな」
と思ってしまうかもしれません。
ただ、転職で感じる「後悔」や「合わなかった」は、会社そのものの良し悪しだけで決まるわけではありません。
実際には、
- 会社のイメージと仕事内容が違った。
- 希望していた製品ではなかった。
- 担当したい工程と違った。
- 勤務地や配属を十分確認していなかった。
- 入社後に期待される役割が想像より広かった。
といったミスマッチでも、
「思っていた転職と違った」
と感じることがあります。
キヤノンについても、まずはこの部分を分けて考えたいところです。
会社のイメージだけで仕事内容を想像しない
キヤノンと聞くと、
「カメラの会社」
というイメージを持つ人も多いですよね。
もちろんイメージングは現在も主要事業の一つです。
ただ、キヤノンは現在、
という4つの産業別グループを軸に事業を展開しています。
つまり、「キヤノンへ転職する」だけでは、実際に何をするのかはまだ分かりません。
- プリンターに関わるのか
- カメラやレンズなのか
- 医療機器なのか
- 半導体・ディスプレイ製造装置などに関わるのか
製品が変われば、機械設計に求められる経験も変わってきます。
私も以前は、求人を見るときに会社名をかなり気にしていました。
でも実際に働くのは、
「有名メーカー」
という看板の中ではなく、
特定の製品、特定の部署、特定の仕事
なんですよね。
会社のブランドイメージと、自分が実際に担当する仕事。
ここは分けて見ておきたいところです。
同じ機械設計でも担当工程で仕事はかなり変わる
もう一つ確認したいのが、
「機械設計」という言葉の広さ
です。
求人票に「機械設計」と書かれていても、
- 要素技術を研究する
- 構想を考える
- 詳細設計をする
- 解析・検証まで担当する
- 生産装置を設計する
- 量産工程をつくる
- 品質保証に関わる
では、仕事内容が違います。
キヤノンの公式職種ガイドでも、機械系の仕事として、キーコンポーネント開発、製品開発・製品設計、生産装置開発・加工技術開発、製造技術開発、製造技術、品質保証など幅広い領域が紹介されています。
なので、
「キヤノンの機械設計だから応募したい」
だけでは、まだ少し粗いんです。
どの工程を担当するのか。
ここまで見てみる。
私はこの確認をかなり大事にしています。
構想設計の方が上。
詳細設計だから下。
評価だから設計経験にならない。
という話でもありません。
- 今まで何を経験してきたか
- 次に何を経験したいか
- 応募求人では何を任されるのか
この3つがどうつながるかを見る方が、転職先選びには使いやすいでしょう。
昔の評判を現在のキヤノン全体へそのまま当てはめない
企業研究をしていると、
「年功序列だった」
「昔ながらの会社だった」
「部署によって雰囲気が違った」
といった過去の口コミも出てきます。
そうした体験談も参考にはなります。
ただし、
数年前の一人の口コミ=現在のキヤノン全体
ではありません。
- 所属していた事業
- 部署
- 職種
- 時期
- 上司
- 本人が重視する働き方
によっても感じ方は変わります。
反対に、
「会社の公式サイトにこう書いてあるから、すべての職場で同じ」
とも考えない方がよいですよね。
私は企業研究をするとき、
くらいに情報源を分ける方が使いやすいと思っています。
口コミだけでもない。
公式情報だけでもない。
いくつかを重ねて見ていくイメージです。
「やめとけ」の答えを会社全体に求めない
検索していると、
「結局キヤノンは転職先として良いの?悪いの?」
と結論が欲しくなりますよね。
でも、転職する側からすると、
会社全体に○×を付けることより、自分が応募する求人を判断できること
の方が大切です。
たとえば、
- 希望している製品を扱える。
- 今までの設計経験が活かせる。
- 次に経験したい工程へ広げられる。
- 勤務地も問題ない。
- 期待される役割にも納得できる。
という求人なら、詳しく確認してみる意味があります。
反対に、
- 有名企業だから。
- 平均年収が高そうだから。
- 知っている製品だから。
という理由だけで応募しようとしているなら、もう少し中身を確認してもよいでしょう。
「やめとけ」という言葉を答えにするのではなく、自分が何を不安に感じているのかを分ける。
ここから企業研究を始める方が現実的です。
キヤノンは将来性がない?現在の事業構成を確認
「キヤノンは将来性がないのでは?」
と気になっている人もいるでしょう。
カメラ市場やプリンター市場の話を見て、不安になる場合もあるかもしれません。
ただ、転職先として企業を見るなら、
「将来性がある」
「将来性がない」
という一言だけでは判断しにくいです。
現在のキヤノンは、
の4事業を展開しています。
転職する側として大事なのは、
キヤノン全体の将来性を一つの言葉で判断するより、自分が応募する事業を見ること
です。

プリンティング
プリンティングでは、オフィス向け複合機やプリンターだけでなく、商業印刷向けのプロダクションプリンターや大判プリンター、関連ソフトウェアなど幅広い製品を展開しています。
機械設計者として見るなら、
「プリンターを設計する」
だけではまだ広いですよね。
- 紙を送る機構なのか
- 筐体なのか
- 駆動系なのか
- 生産設備なのか
- 量産対応なのか
実際の求人まで見ると、仕事内容が具体的になります。
メディカル
メディカルでは、CT、MRI、超音波診断装置、眼科機器などを展開しています。
同じ機械系でも、
- 精密機器
- 大型装置
- 医療機器
では求められる考え方や条件も変わるでしょう。
「キヤノンへ入りたい」
からもう一歩進んで、
「メディカル領域のこの仕事に興味がある」
まで具体化できると、企業研究もしやすくなります。
イメージング
イメージングは、カメラや交換レンズなど、キヤノンをイメージしたときに分かりやすい事業ですね。
ただし、製品がカメラなら仕事内容も一つ、というわけではありません。
- レンズや機構に関わるのか
- 製品設計なのか
- 評価なのか
- 生産装置や製造技術なのか
同じ事業内でも役割は変わります。
ここでも、
製品名+担当工程
まで見たいところです。
インダストリアル
インダストリアルでは、半導体・ディスプレイ製造装置などを展開しています。
「キヤノン=カメラやプリンター」
というイメージだけで求人を探していると、こうした領域を見落とすかもしれません。
転職先として調べるなら、
会社名 → 事業 → 製品 → 求人
と一段ずつ細かくしていく。
この順番がおすすめです。
メーカー転職では、会社名や年収だけでなく、担当製品・配属部署・設計体制・担当工程まで確認することが大切です。
キヤノンの中途採用は多い?
キヤノンは現在、キャリア採用を積極的に行う方針を公式に示しています。
2025年のキヤノン株式会社の新規入社者のうち、
キャリア採用比率は43%
です。
この数字を見ると、
「中途採用でもチャンスがありそう」
と感じる人もいるでしょう。
経験者採用を一定規模で行っていること自体は、転職を検討する側にとって確認しておきたい情報です。
ただし、
キャリア採用比率43%=入りやすい
ではありません。
ここはかなり重要です。
「中途採用が多い」と「自分が採用されやすい」は別
43%というのは、キヤノン株式会社の新規入社者全体に占めるキャリア採用の割合です。
自分が応募する、
- 機械設計
- 特定の製品
- 特定の部署
- 特定の勤務地
の合格率を示しているわけではありません。
たとえば、求人側が必要としている経験が、
- 精密機構設計
- 特定分野の解析経験
- 量産製品設計
- 生産装置設計
などであれば、自分の経験との接点を見る必要があります。
だから、
「中途をたくさん採っているから応募すれば何とかなる」
でも、
「大手メーカーだから自分には難しい」
でもない。
まず求人を見る。
ここからです。

キャリア採用が増えているなら求人を見る意味はある
一方で、
「どうせ新卒中心の会社だろう」
と最初から候補から外す必要もありません。
公式情報ではキャリア採用を強化していることが示されています。
転職するかどうかは後で決めればよいです。
まず、
- 自分に近い求人があるか
- どんな経験が求められているか
- 勤務地はどこか
- 仕事内容は何か
を確認する。
求人を見た結果、
「今の経験なら合いそう」
となることもあれば、
「あと少し別の経験を積んでからの方がよさそう」
となることもあります。
現在地を知るために求人を確認する。
そう考えると、転職活動のハードルも少し下がりますよね。
キヤノンの中途採用難易度は?

「キヤノンの中途採用は難しい?」
ここが一番気になる人もいるでしょう。
ただ、会社全体に対して、
「難易度★★★★★」
「かなり難しい」
と独自の点数を付けても、自分の応募にはあまり役立ちません。
それより、
自分が応募する求人と、これまでの経験がどこまで合っているか
を見た方が具体的です。
募集職種ごとの応募条件を見る
キャリア採用では、実際に募集されている職種を選んで応募します。
つまり、
「キヤノンに入れるか」
より先に、
「この求人が自分に合っているか」
を見る必要があります。
確認するのは、
- 仕事内容
- 必要な経験
- 専門性
- 担当製品
- 使用する技術
- 勤務地
- 期待される役割
など。
機械系だけを見ても、キヤノンには製品開発・製品設計、生産装置開発、製造技術、品質保証など幅広い仕事があります。
「機械系経験がある」
だけでは範囲が広いんですよね。
どの仕事と自分の経験がつながるのか。
一つずつ見ていきます。
自分の経験を「機械設計○年」だけでまとめない
たとえば、
「機械設計を10年やっています」
だけでは、その人が何をできるのかはまだ分かりにくいです。
少し分けると、
- 産業機器の詳細設計を担当
- 3D CADで部品・ユニットを設計
- 試作機の評価も経験
- 量産後の不具合原因を調査
- 製造・品質部門と設計変更を調整
というように、仕事の中身が見えてきます。
私は転職を重ねる中で、
経験年数より、「何を、どこまでやったか」を整理すること
をかなり意識するようになりました。
自分では普通だと思っていた仕事が、求人側から見ると確認したい経験になることもあります。
たとえば、
- 不具合が起きたときの原因確認
- 製造との打ち合わせ
- サプライヤーとの調整
- 設計変更
- 評価結果を踏まえた改善
こうした仕事もそうです。
私自身、転職時に、
「そこも聞かれるんだ」
と思った経験があります。
華やかな実績だけを探す必要はありません。
普段やってきた仕事を分解してみる。
そこから求人との接点を探す方が使いやすいです。
経験が完全一致していないと応募できない、とも限らない
求人票を見ていると、
「これは自分の経験と少し違う」
と感じることがあります。
ただ、仕事内容は、
- 製品そのものが同じか
- CADが同じか
だけではありません。
たとえば、
- 精密な機構設計
- 量産を意識した設計
- 評価結果からの設計変更
- 複数部署との調整
など、別製品でも共通する経験があります。
もちろん、応募条件を満たしていることは確認が必要です。
そのうえで、
製品名が違うから終わり
ではなく、
どの経験ならつながるのかを見る。
この考え方も持っておきたいところです。
キヤノンの現在の選考フロー
キヤノンのキャリア採用公式サイトでは、現在の基本的な選考フローを、
と案内しています。
書類選考は人事と募集部門が行い、並行して適性検査を受検。
面接は2〜3回で、最終面接は対面を予定しています。
ここで私が注目したいのは、
募集部門も書類を見る
という点です。
転職者としては、
「キヤノンへ入りたいです」
だけでなく、
その募集職種に、これまでの経験をどう活かせそうか
まで整理しておいた方が話がつながりやすいでしょう。
たとえば、
- 今まで担当してきた製品
- 設計工程
- 使用CAD
- 評価経験
- 量産経験
- 不具合対応
- 他部署との調整
- これからやりたい仕事
を、一度メモにしてみる。
それだけでも職務経歴書や面接で話す内容を整理しやすくなります。
中途採用難易度を数字で決めるより、
「自分の経験と求人のどこがつながるか」
を言葉にできる状態を作る方が実践的です。
キャノンへの中途採用は、「誰でも入れる企業」ではありませんが、「不可能」と感じるほど難しいわけでもありません。
キヤノンへ入社して後悔しないために確認したいこと
求人を見つけると、
「自分でも応募できるかな」
に意識が向きますよね。
ただ、転職では、
選考に通ることと、入社後に納得して働けることは別
です。
応募前には、最低でも次のような条件を確認しておきたいところです。
- 仕事内容
実際に何を設計し、どこまで担当するのか。 - 配属
どの事業・部署・拠点で働くのか。 - 勤務地
現在の勤務地だけでなく、自分の生活条件と合うか。 - 働き方
残業などの全社データだけではなく、実際の仕事内容や繁忙期も見る。 - 評価制度
どのような役割や仕事が求められるのか。 - 提示年収
会社平均ではなく、自分の応募求人で提示される条件を見る。
特に機械設計の場合、
「製品開発」
「機械設計」
という職種名だけでは、担当範囲までは分かりません。
- 自分で設計するのか。
- 解析・評価まで担当するのか。
- 量産にも関わるのか。
- レビューを期待されるのか。
- 調整業務まで含まれるのか。
ここまで分かると、入社後の仕事をイメージしやすくなります。
年収・評価制度・配属・働き方など、入社後のギャップにつながりやすい条件については、別記事で詳しく整理しています。
この記事では、
「キヤノンへ転職するか」
という入口まで。
別記事では、
「キヤノンへ入った場合、自分への条件をどう見ればいいか」
を詳しく扱います。
キヤノンの年収は?

キヤノンへ転職するなら、年収も気になりますよね。
となっています。
平均年間給与には賞与と基準外賃金が含まれます。
約882万円という数字は、会社全体の待遇を見る一つの材料です。
ただし、
平均882万円=自分が転職したときの年収
ではありません。
平均には、
- 年齢
- 職種
- 役割
- 勤続年数
などが異なる社員が全て含まれています。
転職で知りたいのは、
「キヤノンの平均はいくらか」
だけではなく、
「自分が応募する求人では、どんな仕事と条件になるのか」
ですよね。
そのため、平均年収だけを見て、
「高いから応募したい」
と決めるのでも、
「自分は平均に届かなそうだからやめよう」
と決めるのでもありません。
まず求人の年収レンジと仕事内容を見る。
そのうえで自分の経験や役割と照らし合わせます。
年収アップを考えるなら、今の年収だけでなく、自分の経験が社外でどう評価されるかも確認しておくことが大切です。
機械設計者がキヤノン求人で確認したいこと
ここからは、
「キヤノンへ転職できるか」
という話から、
「自分が応募する仕事はどうなのか」
へ視点を移します。
個人的には、この部分まで確認して初めて、転職先として具体的に考えられるようになると思っています。

まず担当製品を見る
最初は、
何をつくる仕事なのか。
です。
キヤノンにはプリンティング、メディカル、イメージング、インダストリアルと複数の事業があります。
同じ機械系でも、
- プリンター
- カメラ
- レンズ
- 医療機器
- 半導体製造装置
では、仕事内容のイメージはかなり変わりますよね。
さらに同じ製品でも、
- 部品
- ユニット
- 筐体
- 駆動
- 生産設備
と担当範囲が違うこともあります。
だから、
「キヤノンの機械設計」
という大きな括りだけではなく、
何の製品の、何を担当するのか
まで確認したいところです。
次に担当工程を見る
製品の次は工程です。
- 研究・要素開発
- 仕様検討
- 構想
- 詳細設計
- 解析
- 試作
- 評価
- 量産
- 不具合対応
どこからどこまで担当するのか。
同じ製品でも、ここが変わると日々の仕事内容も変わります。
私は転職を重ねるうちに、会社名より製品。
製品名よりさらに、
「自分はどの工程を担当するのか」
を見るようになりました。
毎日やる仕事を考えると、この違いは大きいですよね。
- 今までの経験をそのまま活かしたい人もいる。
- 次は上流工程へ広げたい人もいる。
- 評価・量産まで製品全体を見たい人もいる。
- 特定領域の専門性を深めたい人もいる。
どれが正解という話ではありません。
自分が次に経験したいことと合うかを見る。
それが大切です。
CAD・CAEはソフト名だけで判断しない
求人票では、
- 3D CAD経験
- 解析経験
といった条件が目に入ります。
もちろん使用ツールも重要です。
ただ、
「同じCADを使ったことがあるから大丈夫」
だけでは仕事内容までは分かりません。
- 部品設計なのか
- ユニット設計なのか
- アセンブリ検討なのか
- 図面作成までなのか
- レビューまで担当するのか
CAEについても、
- 解析を実行する
- 条件を設定する
- 結果を分析する
- 設計変更へ反映する
では経験が違います。
ツール名+何をしてきたか。
ここまで整理すると、求人との接点が見つけやすくなります。
評価・試作・量産までどこまで関わるか
転職前には、
- 設計したら終わりなのか
- 試作評価まで担当するのか
- 評価結果を設計へ戻すのか
- 量産まで関わるのか
という点も見ておきたいです。
設計者として、
- 一つの工程を深く担当したいのか
- 製品開発を広く見たいのか
ここでも希望は変わりますよね。
不具合対応や調整業務も確認する
求人を見ると、
- CAD
- 解析
- 設計
といった技術的なキーワードへ目が向きます。
でも、実際の機械設計では、
- 製造部門との調整
- 品質部門との原因確認
- サプライヤーとの仕様調整
- 設計変更
- 顧客要求への対応
などが入ることもあります。
私自身、転職時に、自分では「いつもの仕事」だと思っていた不具合対応や他部署調整について質問されたことがあります。
そのときに、
普段やっている仕事も、分けて説明すれば経験になるんだな
と感じました。
たとえば、
- 不具合が発生した。
- 現物を確認した。
- 原因を整理した。
- 製造や品質と相談した。
- 設計変更した。
- 再評価した。
という流れ。
こうした経験が求人側の仕事とつながることもあります。
自分の経験を探すときは、
「すごい成果があるか」
だけを考えなくても大丈夫です。
普段の仕事を細かく分ける。
そこから探してみるとよいでしょう。
配属拠点と勤務地を見る
製品や仕事内容が希望に合っていても、勤務地が生活条件と合わなければ長く働きにくいことがあります。
- どの拠点なのか。
- 通勤は可能か。
- 転居が必要か。
- 今後の生活と合うか。
求人を見る段階で確認しておきたいところです。
特に30代・40代では、本人の仕事だけで勤務地を決められない人もいますよね。
- 家族
- 住宅
- 子どもの学校
- 親のこと
など、仕事以外の条件もあります。
給与だけを比較するより、
仕事内容と生活条件を一緒に見る
方が現実的です。
入社後に期待される役割を見る
そして最後に、
何を期待されて採用されるのか。
です。
同じ機械設計でも、
- 自分で設計する。
- 設計レビューを担当する。
- 若手を支援する。
- 複数部門を調整する。
- 顧客と仕様をまとめる。
- チームをリードする。
では役割が違います。
特に30代・40代では、これまでの経験を前提に、設計以外の役割も期待される求人があります。
年収レンジが気になるときも、
「いくらもらえるか」
だけを見るより、
その条件で何を任される求人なのか
まで一緒に確認したいところです。
私自身も転職を重ねる中で、
- 会社名
- 平均年収
- 職種名
だけを見ることは少なくなりました。
今だったら、
- 製品
- 工程
- CAD
- 評価
- 勤務地
- そして期待役割
まで見ます。
その方が、
「入社したあと、自分が毎日何をするのか」
を想像しやすいんですよね。
キヤノンだけでなく他メーカーも比較して判断する
キヤノンについて詳しく調べていると、
「キヤノンへ応募する」
「キヤノンはやめておく」
の二択になりやすいかもしれません。
でも、企業研究をした段階ですぐ二択にする必要はありません。
もう一つ、
同じ経験を活かせそうな他メーカー求人も並べてみる
という方法があります。
たとえば、
- キヤノンでは精密機器
- 別メーカーでは産業機器
- もう一社では自動車関連
というように求人を並べます。
そこで見るのは、
知名度だけではありません。
です。
比較すると自分が何を重視しているか分かる
キヤノンだけを見ていると、その求人条件が良いのか悪いのか分かりにくいことがあります。
でも、いくつか求人を並べてみると、
- 「年収より、やりたい製品を重視したい」
- 「今は勤務地の方が重要」
- 「次は量産まで経験できる仕事がいい」
- 「設計を続けたいので、マネジメント中心の求人は違う」
と、自分の軸が見えてくることがあります。
比較した結果、
「やはりキヤノンのこの求人が合っている」
となることもあるでしょう。
逆に、
「別メーカーの方が希望する工程に近い」
となることもあります。
どちらでも構いません。
キヤノンという選択肢を判断するための材料を増やすことです。
メーカー転職では、会社名や年収だけでなく、担当製品・配属部署・設計体制・担当工程まで確認することが大切です。
また、
「自分の機械設計経験なら、ほかにどんなメーカー求人が候補になるのか分からない」
という場合は、製造業に特化した転職エージェントへ相談する方法もあります。
メーカーズジョブも、その相談先の一つです。
ここでの目的は、
キヤノンより条件の良い会社を探すこと
と決めてしまうことではありません。
- 今まで担当してきた製品
- 設計工程
- CAD・CAE
- 試作・評価
- 量産や不具合対応
- 希望勤務地
- 今後やりたい仕事
を整理して、
そのための比較材料を増やすイメージです。
調べた結果、
- キヤノンへ応募する。
- 別メーカーを見る。
- 今の会社に残る。
- もう少し経験を積む。
どの判断になっても構いません。
私自身、転職活動は、
転職すると決めてから始めるもの
とは考えていません。
求人を見る。
自分の経験を整理する。
他社と比較する。
その結果、「今は動かない」となることもあります。
それでも、自分の現在地が分かったなら十分意味がありますよね。
自分の経験を活かせるメーカー求人も確認したい方へ
キヤノンの求人を調べても、
「自分の経験なら、ほかにどんなメーカー求人が候補になるのか」
までは分かりにくいことがあります。
担当製品・設計工程・勤務地・今後やりたい仕事を整理したうえで、他メーカー求人も比較したい場合は、製造業に特化した転職エージェントへ相談する方法があります。
ここで転職先を決める必要はありません。
キヤノンを含め、自分の経験を活かせる選択肢を確認してから考える。
そのための相談先として使うイメージです。
まとめ|会社名ではなく実際の求人条件を確認しよう
キヤノンへの転職について調べると、
「やめとけ」
「中途採用は難しい」
といった情報が見つかります。
ただ、それだけで応募するかどうかを決める必要はありません。
キヤノンは現在、
- プリンティング
- メディカル
- イメージング
- インダストリアル
の4事業を軸に展開しています。
また、2025年のキヤノン株式会社の新規入社者に占めるキャリア採用比率は43%で、キャリア採用を積極的に進める方針も示されています。
ただし、
キャリア採用43%=入りやすい
ではありません。
中途採用で見るべきなのは、会社全体の採用割合だけではなく、
自分が応募する求人と、これまでの経験の接点。
です。
機械設計者なら、
- 何を設計するのか
- どの工程を担当するのか
- CAD・CAEをどう使うのか
- 評価・量産まで関わるのか
- 不具合対応や調整をどこまで担うのか
- どの拠点へ配属されるのか
- 入社後に何を期待されるのか
ここまで確認したいところです。
私自身も転職を重ねる中で、
「有名な会社だから」
「平均年収が高そうだから」
という見方から、
「その会社で、自分は実際に何をするのか」
を見るようになりました。
キヤノンについても同じです。
「やめとけ」という評判だけで候補から外さない。
キャリア採用が増えているから簡単だとも考えない。
平均年収だけで待遇を想像しない。
会社名より、
製品・工程・勤務地・役割
そこまで見てから、自分に合う転職先か考えていきたいですね。
この記事で紹介した企業が気になる方は、他のメーカー企業とも比較しながら判断するのがおすすめです。
メーカー転職で見るべきポイントや企業別評判をまとめて確認したい方はこちらです。
機械設計者の転職全体の流れを知りたい方はこちらです。
メーカー技術職の求人や相談先を比較したい方はこちらです。

